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テーマ:気になったニュース(31001)
カテゴリ:立法・司法・行政
教育基本法が改正されようとしています。
「愛国心」をめぐる表現などが問題となっています。 yahooニュース 教育基本法改正問題 どうなるかは分かりませんが、表現の仕方がどうなるかにせよ、「愛国心」という言葉やそんなようなものは今回入ってくるという流れのような気がします。 たとえば、平和教育など、 うまく生かされるのであればよいですが(この言葉がうまく生かされるとも思わないけど)、 戦前の教育のように、とりあえず入れといてあとで運用次第でいくらでもなんとでもできるということになるといけません。 なんとなく不安な感じです。 そう思っていたら、今日のニュース。 「<愛国心>通知表評価項目に 埼玉で52小学校、愛知も」(yahooニュース毎日新聞 5月26日) おおっと。 既に入ってるらしい。しかも、つうしんぼの評価として。 「『国を大切にする』などの『愛国心』表記を通知表の評価項目に盛り込んでいる公立小学校が埼玉県で52校に上り、岩手、茨城、愛知県にもあることが毎日新聞の全国調査で分かった。 教育基本法改正案を巡る国会審議で、小泉純一郎首相は『愛国心があるかどうか、そんな評価は必要ない』と答弁したが、学校現場は既に評価へ踏み出し、全国に広がる気配だ。」 「『愛国心』表記の通知表が見られるようになったのは、学習指導要領が02年度に改定され、小学6年社会科に『我が国の歴史や伝統を大切にし、国を愛する心情を育てるようにする』などの目標が設定されて以降といわれる。」(上記yahooニュース毎日新聞) やっぱり教育現場では学習指導要領が全てですね。 教育基本法というより、学習指導要領にどうやってそっていくか、というところなんでしょう。 しかし、「愛国心」。 内心の心情を、どうやって評価するのか。 ただなんとなくスローガン的にかかげられるだけならよいのですが、 それを評価の対象とするとなると、いかがなものか。 成績をよくするために、児童・生徒が何をしなければならなくなるのでしょうか。 ふつうだったら、はっきりいって担任や教科担当の教員が嫌いでも、陰でいくら悪口言ってても、テストの点数がよければ、成績はよいはずです(授業態度、とかもありますから、変なことしてなければですよ)。 それが、内心どう思っているかも、成績の評価の対象となってしまうのです。 国を愛する態度を見せられなければ、社会科の成績は最悪ですね。 これは大変ですよ。 やっぱり運用がどうとか言ってる場合でもなさそうです。 教育がアブナイ。 単なるスローガンでは済まされなそうだな。 だいたい、ここでいう「愛国心」とは何か。 「国」とは何を言っているのか。 自分なりの「愛国心」をどうやって表現すればよいのか。 それを態度で見せるとはどういうことを言うのか。 具体例でも挙げてもらわなければ、児童・生徒はやってられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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