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カテゴリ:イスタンブール日々新たなり
【8月16日・日曜日】 日曜日はたいてい朝6時に目覚ましをかけるが、ほとんどそれ以前に目が覚める。お昼のニュースを見た後の、NHKのど自慢を楽しみにしている。 のど自慢は7時には終わるが、日曜の早朝なので下の階に申し訳ないと思い掃除機は使わず、猫の毛玉を掃き集めていくらかこざっぱりしたところで、猫の砂箱掃除、朝の餌の世話、浴槽の掃除、シャワー、洗髪、入浴、食事、洗濯、山のように用事があるのに、集中力がまるでなくなって、順番にすっきり片付かない。 途中でパソコンを広げてそっちにも手をつけ、TVのニュースもチェックし、メールを読んだり、他者のFBへ知らない人の書き込みとか、私とは関わりのない(これがいっぱい来る)メールを何十通も削除、コメントの返事を書いたりブログの続きを書いたりする。それが、涼しいうちの仕事である。 本格的な掃除をしていないので、宙ぶらりんになっている翻訳にはまだ取り掛かれないでいる。いつ出来るか、というとさすがにもう良心の呵責がいっぱいで忸怩たる思いだから、8月下旬から9月半ばにかけて、日本からのお客様数組と逢って一段落したら、大掃除、と決めてある。 昨日も今日も早起きしているのに、寝るのは遅いので、昼間眠くなり、昔は頑張って昼寝などしたことはなかったのに、70歳の声を聞いてからさすがに眠さには勝てなくなった。30分か1時間程度横になると、電話がかかってきたりして結局は寝られないことも多い。(ああ、くだくだと私の愚痴もどれほど続くんだろう) 今日は午後2時か3時頃、ビラージュ美由紀さんから電話が来て、 「この前、お誘いいただいたときに行けなかったので、今日いかがですか、トゥルンジュ・パンパンに行きませんか?」 夕方5時頃現地集合にしましょう、と約束したが、内外とも猫達の餌をやっておけば安心、そうだ、そうだ、美由紀さんも家で食べられるように、ヒジキとオキアミの炊き込みご飯を炊いておこう、あら、出る前に洗濯物も取り込んでおけば後で楽ね、などなど用事が結構あって、少し遅れてしまった。 出がけに最近のいただき物の中から、美由紀さんの食べられるものをあれこれ選んでいたせいもあり、空のタクシーがなかなかつかまらなかったせいもある。 今日は大ジョッキで乾杯し、まだ熱い炊きたてのひじきご飯に喜んでくれた美由紀さんが、自分の方が余計に飲んでいるからと、ビール代を持ってくれたので、私がその他を担当、ポテトを櫛形に切って揚げて貰いそれを食べだり、ポップコーンやナッツのお通しをつまみながら、およそ2時間ほど一緒に過ごした。 本当は日本ではお盆の期間中、海外旅行も盛んで、彼女の職場も例年は掻き入れ時だったのに、今年は日本人観光客はいないも同然で、彼女も心情的に気が気ではない日々なのだった。 美由紀さんとは6月の半ばにタマヨさんや美樹さんとその友達などと来て以来。 このポテトで今日の夕食も済んでしまいました。 日本はお盆休みでも、そういう習慣とはもうだいぶ離れて暮らしている同士、もうすっかり、ラマザンだのバイラムだのと言う行事の中に溶け込んでいるのが普通になってしまっているけど、憎っくきIS(IŞİD)という化け物が、このトルコに覆いかぶさっているキャーブス(悪夢、暗雲)だから、早く流れてしまって欲しいね、と最近はそう言う話題で愚痴って、そのあと慰め合うしかない状況である。 それでもこうして互いに気の置けない友達がいることは有難いと思う。 (ビラージュとは、トルコ語でビール飲み、ビール好きをビラジュ、と言い、ただビラジュというとビールをガバガバ飲むおやじの印象なので、長音引きを加え、フランス語風に優雅に発音する美由紀さんのニックネーム。名付け親は私です) アントニーナ・アウグスタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年08月19日 17時23分00秒
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