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2015年09月27日
カテゴリ：イスタンブール日々新たなり
【９月２７日・日曜日】 夕べ、隣人のセダットさんの友達の猫が怪我をした話で階下の家に行っていたので、ブログへの対応が遅れて何も書けず、しかも遅く寝たので、起きるのも遅くなってしまった。 １０時過ぎだったか、ビラージュ美由紀さんから電話が来て、前夜ナナさんから手作りのお土産を預かっているので、今夜一杯やりませんか、とお誘いが来た。もちろん行くと答え、私はとりあえず朝食を食べた。 バイラムだからやっぱり掃除だけはしようと、午前中に風呂に入って午後一番で掃除を始めることにしていたら、 ええーっ、うっそー！ 何とまた断水になってしまったのである。涙） その上、シワス県の文化観光局長カディルさんから電話がかかって来て、私が何か勘違いして日にちを間違えていないか、と聞かれた。コンヤに行った時に、アヌ・ホテルの社長のアイドゥンさんに会いに行き、コンヤのチケット代を払ったので、そのときついでにシワス行きのチケットも購入、格安切符を買って貰ってホッとしていたのである。 帰宅後、２２日か２３日にカディルさんに私の日程をメールで書いて送ったのだが、バイラムで忙しかったようで、メールを見たのが今日になった、と言う。 １０月５日にディヴリーで、大事な施設のオープニング行事があるので、それに招待したのだから、少なくとも４日にはシワスに到着するように、チケットを変更出来ないか、とカディルさんは言った。 ５日に着いたのでは遅いとなれば、何が何でも４日の便で行かなくてはならない。ところが、この格安切符はキャンセルも変更も利かないと言うものだった。 格安切符の落とし穴がそこにある。往路をキャンセルすれば、自動的に復路も使えない、つまり、どぶに捨てるしかない、ということだそうだ。 二度三度、電話でのやり取りが繰り返され、アイドゥンさんは、航空会社と掛け合って何とか復路は確保したから、往路の片道切符を買いなさい、と言った。 ネットでチケット画面を見ると、４日の日曜はサビハ・ギョクチェン空港発シワス行きは夜１９時２０分発１本しかなく、その便のチケットを買ったら、前の便の取り消し手数料も含まれて、片道切符だと言うのに、先に買ったチケットの往復料金と大して変わらない値段だったので、がっかりしてしまった。 私の不注意でそうなったのだろうから、くよくよしても始まらないのでとにかくそのチケットを買い、アイドゥンさんがシェビィ・アルースでコンヤに来た時に払えばいいから、と言ってくれたのでそれに甘えることにした。 ずっとそうしたやり取りでなんだかくたびれ果てた。 水も使えないので外の猫達にはキャットフードを配り、タクシーで約束のトゥルンジュ・パンパンに行くと、サッカー試合の人気カードが始まっていて大型画面を備えた店は超満員。 美由紀さんが早くから来てWifiを使っていたため、私の座る席だけはあるのだが、ものすごい歓声やざわめきで、とうてい話など出来るものではなく、店を出てウムット・オジャックバシュに行った。 そちらは打って変わって静かで、コックのサイットも下のオジャック（炉）で焼いているので私はこのところ気に入っているジエル（レバー）、美由紀さんはカナット（手羽先・手羽元）でビールを取り寄せ、ささやかに割り勘で２人のバイラム祝いをしたのだった。 美由紀さんの預かっていてくれたナナさんから私へのプレゼントは、ターコイズ・ブルーの布地にきれいなダンテル（レース編みのボーダー）を縫いつけたアイピローで、ラベンダーがたっぷり詰めてあった。安眠のために目の上に載せて寝ると効果があるらしい。ナナさん、ありがとう。  美由紀さんの食べているのはカナット、チキンの手羽先・手羽元です。  私の手にしているものは、ジエル（レバー）の串焼き。うまいんですよー、これが・・・ 美由紀さんと美樹さんは一緒にこのバイラムの初日の夜、夜行バスでサフランボルに行き、２５日また夕方発のバスで真夜中にイスタンブールに戻って来たのだそうだ。 よくまあ、そんなハードなことが出来るなあ、やっぱり若い人は違うな、と思いながらも、その話題で楽しく過ごし、１０時少し前に家に戻ったが、まだ水は来ていなかった。 何となく家の扉を開け、階段の明かりをつけてみると、わが家と向かいの２軒分の水道の元栓をはめ込んだ踊り場の壁の戸が下に開きっぱなしになっていたので、カプジュに聞いてみた。 すると昼頃から私の向かいの９号室に、水道工事人が来て、元栓を閉めた時、間違えてわが家の分を閉めてしまい、間違えたと分かったあとも、私の方の水道を開かずにそのまま行ってしまったことが判明した。 全くねえ……トルコではこんなの日常茶飯事だからそれほど驚くこともないのだが、何年か前にも同じことがあったのを疑わずにいた自分が悪い。まあ、しかし、この半日分の遅れがあとあと悪影響するような気がしてならなかった。     「チュクルジュマ猫会」  アントニーナ・アウグスタ   お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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