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カテゴリ:これでいいのか、トルコ
【10月26日・月曜日】 カメラのない日々が続き、昨日の日曜日(25日)は、万里子さんとトゥルンジュ・パンパンで軽食を食べながらビールを飲み、これを万里子さんが払ってくれたので、そのあとトルコの甘味専門店「Hafiz Mustafa」でチャイと甘いものを食べ、久々の再会だったので話も弾んで楽しいひと時を過ごした。 本日の項目とは直接関係ありませんが、ちょうど1年前のこと、 去年の10月26日に、イスタンブールの日本庭園で見た睡蓮の花 今日月曜日は、午後から3組の人と会う約束があり、銀行の残り少ない残高からとりあえず11月分の生活費を下ろす必要があるため、最初の人々と別れた後銀行にも行ったのだが、まあ、トルコリラの口座なら問題はないが、別な通貨から引き出す場合、自分のお金を下ろすのにも厄介なことこの上ない。 2番目に出会う約束の人は、トルコ語・日本語通訳のイルケル青年で、実はこれから初対面となるのだが、彼との時間にも食い込んでもまだお金をおろして貰えないので、彼に銀行まで来て貰い、待つ間に話をしようと言うことになった。やがて、やや古風なスタイルの口髭を蓄えた、すらりと背の高い好青年が現れた。 3番目に会う約束の人は明美さんで、彼女が少し遅くなるとのことだったので、イルケルさんと共にトゥルンジュ・パンパンで明美さんが到着するのを一緒に待って貰うことにした。 ほどなく明美さんも到着したので、彼を紹介し、3人で初対面の挨拶代わりにビールで乾杯し、彼は少し話して飲み終わると紳士的に丁寧に明美さんと私に挨拶をして去って行った。 カメラの受け取り日なので、ビールを飲み干すと慌ただしく席を立って明美さんにも一緒に行って貰い、タクシーでドウ・バンクに駆け付けた。するとまだ閉店には15分ほどあると言うのに、エレベーターを待っていたら、例のウスタが4階から螺旋階段を下りてきて私達のまん前に現れたのである。 「あら、ウスタ、カメラを貰いに来たんだけど、今日受け取れるはずじゃなかった?」 「今日はもう帰るとこだよ。仕事が忙しくてまだあんたのマキネ(機械)には手をつけていないから、明日の夕方来てくれ」 ゲッ、なんだって~~~え! 仕事が忙しいなら何で早帰りなんかするんだ~っ。 明美さんと私は思わず顔を見合わせてしまった。 やはりこういう、ゆるいと言えばゆるい、ルーズと言えばルーズ、いい加減と言えばいい加減、誰を信じたらいいのか分からないと言えば本当に誰を信じたらいいのか分からないようなトルコ的なesrarengiz(エスラーレンギス=不可解な、怪しい)現象には、トルコ暮らし数年になる明美さんも、ほとほと困りぬいた経験の持ち主である。 私だってときどきうんざりすることがある。こうなると何を言っても無駄、そそくさと帰って行くウスタを呆れ顔で見送ったあと、仕方なく3階のスマホの修理屋に行ってみた。 半年前に買ったあともう10回くらい「私のスマホが不調だ、不調だ」と顔を出しているので顔なじみとなった私に、店のオーナーが「今度こそ純正のバッテリーを、このスマホを買った店で買って取り替えてごらんなさい」と言った。 買い上げた店に行くと、こちらももうすっかり顔なじみなのだが、担当者が「純正のバッテリーはSamsungの代理店にしかないからそこで買いなさい。表通りの筋向いにあるよ」と言う。 Samsungの看板のある店に行って60リラをはたいて純正バッテリーと言うのに取り替えて貰った。すると今まで入らなかったwifiが入って来るようになったので、インターネットも繋がるようになると思い、安心してそのあと、明美さんと近くの「Ramis」というキョフテの店に入った。 小腹の空いたのを満たすために軽いものを取り、2人で分けて食べながらいろいろとトルコで出会う困ったシリーズの話で盛り上がった。船に乗る明美さんと別れ、家に帰ると楽しみにしていたカメラがどちらも戻って来なかったことで、何だかどっと疲れを感じた。 しかし、猫達の餌配りをしたあと、頑張ってちょうど1週間近くも遅れていた21日のブログを書き終え、メティンさんのチョルバジュ・バシュ姿や、公式デビューしたメフテル音楽隊・留守部隊の記事をアップしてから横になったのだった。 アントニーナ・アウグスタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年11月06日 13時50分34秒
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