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カテゴリ:チュクルジュマ界隈のこと、または猫ばなし
【11月5日・木曜日】 このところ気候温暖と言うか、去年のブログを見てみると、10月5日には寒さに耐えかねてついにカロリーフェルに火を入れた、と書いている。 その前の年あたりが11月5日にカロリーフェルを炊いたと記憶しているが、そのときですら1ヵ月も暖房費の節約になった、と喜んだものだ。 ところが今年ときたら、10月下旬にちょっと雨模様の日が2,3日続き、寒い、いよいよ冬だと感じたものの、その後また温かくなり、そのまま11月に入ったのである。 今日は亡夫の祥月命日だったので、娘にメールを1通書き、先日蔦の絡んでしまったサロンのバルコンの窓を見てみると、あら、たった5~6日の間に、ほんのりと赤く染まってきれいな紅葉が始まろうとしていた。 私はカメラを取り出して撮影して見る気になった。 光学機械については一つも分からないが、直ったとは言いながらデジカメについて不満がないでもない。リコーのデジカメはシャッター速度が遅めに調節されており、2段階でシャッターを切ると、正確にこのコツをとらえた場合、かなり拡大してもきっちりとピントが合っている。 ところが、直して貰ったフジのカメラでは、ズームをかけると一見ピントはあっているように見えても、拡大すると非常にピントが甘いのが分かる。リコーではズームのない分、遠方のものを大きくして見ることは出来ない。元はこんな風ではなかったのではないだろうか。 それでもリコーを10ヵ月も使った効果か、手ぶれによる画像のブレが非常に少なくなったような気がする。 私は娘に送るメールの手を止めて、ベランダの鉄格子を開き、赤くなった蔦の葉を撮影してみた。そしてすぐにパソコンに取り込み、メールに添付して送った。 中5日ですっかり紅葉してきた蔦の葉 窓を塞いでしまうのが困ります。 ベランダから蔦の弦がこぼれています。きれいな赤です。 隣の家の屋根から下がった蔦の房もきれいに赤く染まっています。 娘からは全く返事も何も来なかった。忙しくて、身内のたいして急ぎでもないメールに返事を書いているどころではないのだろう。 いいよ、いいよ。返事はいらないからね。 自分の家でもついに紅葉が見られるようになったよ、と見せてやりたいだけだから。 アントニーナ・アウグスタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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