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2015年11月17日
カテゴリ：イスタンブールで人と会う
【１１月１７日・火曜日】 つい先日（９日付のブログ）で、TRT1の人気料理番組でホステス役のお姉さんが、友人のカズコさんに似ている、と書いたばかりだが、そのカズコさんから昨日いきなり、 「ママさ～ん、お元気ですか。明日あたりお昼ご一緒にいかがですか～。もしご都合つけば来てください。イタリアン、ご馳走します！」と威勢のいいFBメッセージが届いたので、びっくりするやら、嬉しいやら。 ああ、またイスタンブールに来ているんだあ、仕事でも引っ張り凧。どうかするとひと月に２度も３度も来ることのある人なので、年に一度の休暇もままならないV子に比べて天地の差。カズコさんは私にとってはまさに神出鬼没の人である。 ちょうどいい具合に他に出かける予定はなかったので、もちろん喜んで「会いたいから行くね～」と返事を書いた。 かくて本日、午後１時を目指して彼女の言うイタリアン・リストランテに向かった。場所が、ズィンジルリクユの陸橋の東側にそびえる３～４棟の巨大なタワー群、ゾルル・センターという名前の、オフィスビルやショッピング・センターで形成される、まだ開業後２年経つか経たないくらいの新しい、一大商業団地だった。 うちの８匹の猫は、この３年くらいほとんど病気もしないが、以前はいつもオズギュル先生のクリニックに行く時、タクシーに載せてその陸橋を通っていたので、建設中のビル群をよく見ていたが、完成後今日が初めて行くので、家からタクシーでタキシム広場まで行き、銀行にちょっと寄って、フィニキュレルでカバタシュまで降り、そこからはバスに乗った。 陸橋を渡ったところにズィンジリクユ停留所があるので、そこで降り、売店のおじさんに聞いたり、表示に従って進んだりしながら、なんとか目的のショッピング・モールやレストラン街のあるビルに到着した。 カズコさんは、今日は４時からまた別なミーティングがあり、明日の朝は早発ちでロンドンやリスボンなどに移動するのだそうだ。多忙なビジネス通訳の最先端を行く彼女は、来るたびトルコにいる数多い友人達と会い、さらに友達の輪を広げている。 今日は彼女のアンカラ・トメル（トルコ語学校）時代の同級生で、今もなお付き合いの続くラトビア人のカリナさんやそのトルコ人のお姑さん、トルコ人映画監督とその家族４人、そして私の８人の合同ランチである。 カズコさんの行きつけのそのイタリアンも、とてもフレンドリーないい雰囲気だった。チーフコックのヴェリさんにも紹介して貰って、全員が揃うまでカズコさんとも充分お喋りが出来た。  レストランの名前は"Cantinary" ショッピングモールの１階、有名ブランド・プラダの隣。  カズコさんと私。お、後ろにコック長さんがカズコさんを見つけて挨拶に来ました。  スキンヘッドのかっこいい料理長、ヴェリさん。紹介して貰いました。 映画監督さんだけが都合で来られなくなり、その奥さんがまだ幼い２人の娘さんを連れて来たので、結局７人で一つテーブルを囲み、それぞれ好きなものを注文した。みんなで分け合ったりして食べたが、どの料理も美味しく、これはいい店を教わった、いつかまたぜひ来てみたいと思った。  みんなではい、ポーズ。お嬢ちゃん達が可愛いので、とても和やかな雰囲気でした。  奥のカウンターの内側がキッチン、ズラリと並んだフライパンや鍋の類が見事です。  飲み物コーナーのお洒落なディスプレイも爽やかで素敵です。  マッシュルーム・ピザ。もちもちで美味しいです。  私の頂いた鮭のバター焼き（ジャガイモとブロッコリー付き）とレモネード。  大きな海老付きラビオリ、カズコさんのお客様達へ、シェフからおもてなし。 お子さん達にはケーキとアイスクリームが運ばれて２人ともご機嫌でした。 私の分はカズコさんが払ってくれたので、なぜか娘が払ってくれた時と同じように、安心して甘えてしまった。ごめんね、カズコ姫、ご馳走様でした。 「ママさん、会えてよかった～、急だったのに来てくださってありがとう。ここのお店、ヴェリさんのほかに、ピザ専門の人とか、いいコックさんが揃っているんですよ。また来てあげて下さいね」 たくさんの人に好かれる人気者のカズコさん、次のミーティング会場へと急がなくてはならない時刻である。手を振って別れ、「やっぱりいい人はいいなあ」と呟きながらとても幸せ気分で見送った。  ゾルル・センターから見える周辺の景色  ゾルル・センターのメイン・ビル、高過ぎて上が写りません。  もう一つ、隣の敷地に建築中のツインタワー  陸橋の上からでないと、ゾルル・センターの全容は収まりません。 帰りはメトロならタキシムまで10分で行かれるから速いと思い、角を曲がるたびに１６０ｍと表示の出ていたガイレッテペ駅まで曲がりくねった地下道を延々と歩き、一旦出口から外に出てあたりを見たら驚いた。どこが160ｍなの、1600ｍ以上歩いてしまったに違いない。 そこは以前、私が1996年に最初のかせレストランを開いた地区の近所で、地下鉄ガイレッテペ駅の入り口のそばではあるが、ゾルル・センターからははるかに遠いところだったのである。     「チュクルジュマ猫会」  アントニーナ・アウグスタ   お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2015年11月24日 23時33分36秒
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