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madamkaseのトルコ行進曲

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 marnon1104@ お久し振りです (。≧ω≦)ノ!! kaseさんのお誕生日だったのですね。 お元…
 marnon1104@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) kaseさん、こんにちは(*'▽')♪ …
 madamkase@ Re[1]:渡航記念日(03/16) 高見由紀さんへ こんにちわ、イスタンブ…
 madamkase@ Re:渡航記念日(03/16) marnon1104さん、こんにちわ。 3月に書い…
 madamkase@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) ひなのさん、おひさしぶりです。 トルコは…

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2015年12月27日
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【12月27日・日曜日】


 トルコテレビ界で今人気上昇中の日本人タレント小林正貴さんの長男エミル・慶次君はこの29日に満1歳の誕生日を迎えるのだが、日曜日に行われる誕生会に招待して貰っていたので、楽しみに出かけて行った。

 ジハンギル・タクシーの運転手、アリ・シャーヒンカヤさんとアスラン・ザイムオールさんは互いに親戚でもあり、家も近いので、毎週交互に自分の車を出して2人で一緒に仕事場に往復しているのだった。

 彼らの家と小林さんの家はすぐ隣の地区にあたり、彼らが12時間の勤務を終えて帰途に着く午後3時、私は招待客らしくチョコレートの詰め合わせなど持って、2人の車に乗せて貰い、小林さんの住むアパルトマンの前まで送って貰ったのだった。

 家にはもう、シェナイさんの両親、叔母さん達、兄弟やいとこはとこや友人達が集まっていた。普段親子3人で暮らしている家に、20人もの客が押し掛けてきているので大混雑していたが、その中に夫妻と私の共通の友人、七緒さんやエルデム君も招かれていたので久々の出会いを喜び合った。

 慶次君は生後7ヵ月の頃、両親の正貴さんとシェナイさんに連れられ、メフテル軍楽隊のコンサートに来た時以来出会っていなかったが、もちろん当時よりぽっちゃりと太って背も伸び、もうテーブルにつかまり立ちするほどになっていた。

keiji2
素晴らしい大ご馳走が待っています。心のこもった手作りの家庭料理です。

keiji1  
みんなで交代交代に写真を撮り続けているので、ご機嫌斜めになりそうです。
 

up  
王子様の冠を被ってかっこいいエミル・慶次君。ちょっとぶれたけど可愛い。
 


 前々から注文したケーキはドラえもんで、その他たくさんの手作りクッキーや家庭料理のボレッキやヤプラック・サルマス(ブドウの葉で包んだピラフ)などもあった。みんなシェナイさんのお母さんやその3人の妹さん(叔母さん達)が前日から集まり、あるいは材料を持ち寄って、姪のシェナイさんの坊やのために拵えてくれたのだそうだ。

 トルコの昔ながらの家族や親戚の結びつきの密度の濃さが、こんなに見事な手作りの誕生会となって、慶次君の健やかな成長を願うみんなの心が溢れているのを感じた。賑やかに音楽あり、話声あり、笑い声ありで、それは楽しいひとときになった。

dakko  
抱っこしました。さすがに重たくなった慶次君です。

tacchi  
立った、立った、いや~、這えば立て、立てば歩めの親心、ですねえ。



 七尾さんと私も幾日分もの甘いものを食べた気がする。友達や親戚の一部が早目に帰ると入れ換わるように、「エルトゥールル・1890」のロードショウで小林夫妻と私を招待してくれた、彼の所属プロダクションの女性社長エズギさんが、夫君と4歳の坊やの3人で訪ねて来た。

 私が改めて先日の招待の礼を言うと、まだ若く底抜けに明るい性格らしいエズギさんは、「あら~、ここで会えてよかったわ~。あの日はめっちゃくちゃ混んでいたでしょ。あなたと全然お話しする機会がなくて残念に思っていたんですよ~」と言った。

 雑談しているうちに彼女が私に聞いた。
 「何か、前にテレビに出たこととか、ありますか?」
 私が7~8年前高野あゆ美さんのお母さん役で4週続けてゲスト出演したことがあると言うと、エズギさんはポッと人差し指を立てて言った。(ちょっと待って、のしるし)

「じゃあ、どこかのプロダクションに所属しているわけ?」
「いいえ、どこにも」と私が答えると彼女は目を輝かせて、 
「明日、私のオフィスに来られる?」と言った。私が
「ええ、行かれますがどうしてですか?」と言うと、
「うちのプロダクションと契約してほしいの。登録しておいたらお仕事出せるわ。中高年の日本人女性がピヤサ(市場)に1人もいないのよね。どうですか、この話?」

 えっ、もしそうなってコマーシャルからお呼びが来れば、私も猫達の餌代に苦労しなくても済むかもしれないわ、と頭の中に電気がパッと灯った。(別に、エルドアン氏の公正発展党ファン、というわけではありませんが・・・)

 この件を正貴さんに告げると、
「いい話じゃないですか、加瀬さん。いまに一緒に出られるといいですね」と言ってくれたので、先方からのお話とはいえ、人様のピヤサに首を突っ込むにはちょっと遠慮深過ぎる(どこが?)のが邪魔をする私のキャラクター、彼の言葉にホッとした。

 かくて私はエズギさんを明日訪問することになり、名刺はロードショウの時に貰ってあるので住所も分かるし、オフィスに近い七緒さんが道案内してくれる約束になった。


 時計が7時を回ったので、私は七緒さんと一緒に小林家に暇を告げ、正貴さんが一緒に送って来てくれて、まず七緒さんのバスの乗り場を示し、そのあと、私をそこからほど近いミタットおじさんの家まで送り届けてくれた。

 おじさんはジハンギル・タクシーの創始者で、私は2005年の夏、娘の友人トモコさんと共に彼の郷里の村で2泊3日お世話になったことがあり、日頃も懇意にしていたのである。

 ミタット・ババと私が呼ぶおじさんは2014年の夏、長年連れ添った妻のハティジェさんを亡くし、今日も近所にいる長男のハリルさん夫婦が話し相手に来ていた。

 テレビの人気番組「エリン・オール」でトルコ語を喋る外人の若者8人のうちの一人である小林さんを紹介すると、おじさんは非常に喜んで話しかけ、その間に息子の嫁のゼイネップさんがチャイをいれてくれたり大歓迎だった。

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左:小林さん、 中:ミタットおじさん、 右:長男ハリルさん


 ほどなく小林さんも帰り、私もコンヤの飴を届けに来ただけなので、9時半頃席を立った。長男夫婦が近くだから我々の家に泊まって行きなさい、と言ってくれたのだが、猫達が待っているから、と丁重に断って、もう交通渋滞もない時刻なのでやはり帰ることにした。

 夫婦は私をバス乗り場まで送って来てくれた。トルコで暮らしていると、一人ぼっちで寂しい、などと感じたことは一度もない。

 1時間後にはもうわが家の猫達に飛び付かれ、餌をねだられた。とりあえずミタットおじさんに電話して無事に着いたことを知らせ、猫達の方に向き直った。

 今日は午後2時半には夕飯を与えて出てしまったので、うちの猫達はもう一度貰えると勘違いしているので、肉の缶詰を1つだけ開けてやり食べさせた。

 またまた、いい一日を過ごしたわ、と充分思える夜だった。







   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




猫猫「チュクルジュマ猫会」猫猫




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Last updated  2016年01月22日 22時20分52秒
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