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2016年01月19日
カテゴリ：イスタンブール日々新たなり
【１月１９日・火曜日】 このところやはりドタバタした日が多くかなり出歩いたのと、雪模様で寒かったのとで大腿部からくるぶしの辺りまで棒のようになり、パソコンを開いても眠気が差してきて、私はいつもの解熱剤を二粒飲んで、８時過ぎ、５時前に起きた寝床に逆戻りした。 昨日、領事館に行くために早起きしてご飯を炊いたのだが食べる時間がなかったので昼には美由紀さんと外食、夕方ウスキュダルのアフメットさんが吹雪の中、私の代わりに新聞を買いに行ってくれたので、私は手をつけていなかった炊飯器の中の１．５合の白米を６個のおにぎりにして、そのうち４個はアフメットさんが来たらお礼に上げるつもりで包んでおいた。 彼は日本にも行ったことがあるのが自慢で、海苔巻きやおにぎりなどが大好物なのだった。ところが雪だるまのようになってやってきて、新聞や私への土産を置くと、「おにぎりを持って行って」と言うのに「ヨク、ヨク（要らない、要らない）」と、急いで帰ってしまったのだった。 そのおにぎりがあったので夕べと今朝、そしてお昼の食事の支度をしなくても済んだ。少し昼寝をしたのがよかったのか、解熱剤が効いたのか私は午後からかなりまた元気が出て来た。 それに今日からTRT1（テーレーテー・ビル、トルコ国営放送で、去年のラマザンの最中、２０夜に渡って放送され、好評だった「ユヌス・エムレ 愛の旅路」の続編が、新番組として始まるのだった。 午後から、体のだるさを押して起き出し、風呂を汲んで身体や足を温めることにした。やはり足が冷えて体調を悪くしたようだ。室温も２０度ちょうどを指していて私には少し寒い。この雪模様は今週末まで続き、あるいは一旦よくなっても来週にはまた雪が予報されている。 風呂から出ると血圧を測った。左腕で測ると上が９９、下が５２、右腕では１３３と７５で悪くなかった。昼には遅い半端な時刻だったが、少し空腹をおぼえて最後のおにぎりと、トルコのインスタント・スープを拵えて食べた。  昨日、アフメットさんが受け取らずに帰ってしまったので、３回続けて おにぎりを食べました。もう当分おにぎりを食べなくても大丈夫です。 夕方、内外の猫の餌を早めに拵えて配ってやろうと思い、５時少し過ぎに台所から窓の外を見ると、天候が回復して、上弦を過ぎてあと数日で満月になりそうな夕月が浮かんでいるのが見えた。ああ、明日はいいお天気になるかもしれない。もう雪は勘弁してほしいわ。  ぽっかりと夕空に浮かぶ月、これなら明日は上天気になるでしょうか。  まだ夕日は沈んでいません。さすがに冬至からももうじき１ヵ月、 日脚が伸びて、外猫の餌をやるにも次第に楽になってきました。  自分の夕飯は７時半頃食べました。じゃがバタでした。 そして午後８時から始まる「ユヌス・エムレ 愛の旅路」を待った。懐かしい前奏曲が始まり、ユヌス・エムレ（のちに、メヴラーナに次ぐ１３世紀のトルコを代表する詩人・学者となった）が敬愛する師匠に破門され、１年ぶりにナルルハンの町に戻ってくるところから物語がスタートした。 主役のユヌス・エムレを演ずるのは前回通りギョクハン・アタライ、師匠のタプドゥク・エムレ、兄弟子のモッラー・カスムを演じるのも同じ俳優なのだが、ユヌスがほのかに思いを寄せる師匠の娘バジュム・スルタンを演じる女優が替わっていた。 前回はまだ幼顔の残る女優で、ふくれっ面をしてもぽっちゃりと可愛かったのだが、新しい女優さんはたいそうきれいな人で、一気におとなっぽい、悪く言えば年増じみた美女になってしまい、やれやれ、と思った。 主演のギョクハン・アタライさんの実年齢は１９７４年生まれの４２歳、アンカラ生まれで、子供の頃から両親の仕事の関係で演劇や映画の世界で育ち、コンヤのセルチュク大学のコンセルヴァトワールを卒業した人。２６歳のユヌス・エムレを演じても不自然ではない好男子で、数多くの連続ドラマや単発ドラマで主役・わき役を演じて来た。  昨年ラマザン・スペシャルで放送された時のポスター しかし、去年のラマザンの時、週５日、２０日間連続の特別番組としての物語では、たいそう興味深いスタートを切ったのに、シナリオか監督が変わったのだろうか、会話に使われる言葉もセルチュク（ルーム・セルジューク）時代そのままの、アラビア語、ペルシャ語起源の単語が前回より多い気がする。このところ、メヴラーナ本の日本語訳をさぼっていた私には難しくてよく分からないことがしばしば。 音量を大きくしてもよく聴き取れず、主役級のメンバーがみんな悪夢にうなされる場面ばかりで、私もちょっと途中で居眠りをしたかもしれない。私の期待が大き過ぎたのか、なんだ、こりゃあ、毎週これじゃあ嫌だなあ、と言う感じ。 とは言え、視聴率不振で、途中で打ち切られることだけはありませんように。多分毎週、何だこりゃ、とぶつぶつ言いながら見るのが私の習慣になるかもしれない。（今からもうぶつぶつ言ってますし・・・）     「チュクルジュマ猫会」  アントニーナ・アウグスタ   お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2016年01月26日 23時25分30秒
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