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カテゴリ:食べ物シリーズ
【1月30日・土曜日】 今日は土曜日、エブルのアトリエを夕方6時で出る美樹さんの都合が良ければ、彼女の好きなコロッケでも作って、夕飯に誘うつもりになって、朝のうちにもう、ジャガイモを茹でたり、みじん切りの玉ねぎを引き肉と炒めておいたりして、その後コロッケを作り始めた。 電話をかけて都合を聞いてみると、「風邪気味で夕方から出かけるのは辛いかも・・・明日の日曜日、お邪魔させていただくのはどうでしょうか」とのこと。師匠夫妻がタイランドでの展示会のため、渡航中だったので、留守中に何百枚もエブルの花の絵を製作するノルマが課せられていて、連日家に持ち帰って続けるなど、無理をしていたらしい。 ところがその日曜日は、私に用事が出来て結局、美樹さんとのコロッケでの晩餐はお流れになってしまったのだった。 大きなのを10個も作ったちゅうに・・・ まずはお昼にコロッケです。5回食べることになるわけですから。 そして、私の「今日もコロッケ、明日もコロッケ」の日々が3~4日続くことになった。新じゃがで皮が薄いのできれいに洗って皮ごと茹でられたのはよかったが、クリームコロッケみたいな柔らかいものが出来てしまった。 そうじゃないだろ、芋だけにポテッとしていないと一つもうまくないの。 ほくほくしたコロッケでないと、自分としては不出来な部類に勘定するので、美樹さんが来られなかったのは却ってよかったのかもしれない。 美樹さんもよく家で休めたので、元気を回復出来たようだ。次回、もっと美味しいのが出来たら来てね、と電話で話しながら、この頃は頭も悪くなったうえ、料理の腕も落ちてしまったのだろうかと、つい、首を捻ったついでに、短歌も一首ヒネッてしまった。 今は昔 子らを笑ませし コロッケも なんだこりゃみたいで 母老いたるか 内心そんなことはあるまい、とか思っていますけど・・・美樹さん、来なくてよかったねえ。うまけりゃ毎日でも嬉しいけど、水っぽいジャガイモだったみたい。トゥーベ、トゥーベ。(後悔したときの呪文みたいな言葉) アントニーナ・アウグスタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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