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madamkaseのトルコ行進曲

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2017年07月16日
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カテゴリ:食べ物シリーズ


【7月16日・日曜日】


 2014年8月13日の初対面から、もうじき丸3年の付き合いとなるロンドンの由加さん、今年2度目のイスタンブール訪問はまさにトルコ中が大騒ぎしている7月15日の夜の到着となり、かつてのボスポラス大橋は去年のクーデター未遂事件の後、「7月15日・戦没者と戦傷者の橋」と名前が変えられた。

 その、アジア側の橋の袂に記念碑が作られ、エルドアン大統領や諸閣僚の臨席で、249人の軍人、ポリス、市民が犠牲になったことを悼み、大規模な追悼式典が執り行われた。

 前夜からこの橋は通行禁止となり、準備が行われ、あの日事件が発覚した午後8時過ぎ、大統領一家や閣僚達が取り付け道路を徒歩で行進、会場付近のE5国道は、この式典に参加するため集まってきた、民衆の振るトルコ国旗で早くから埋めつくされた。

 幸い、由加さんの飛行機はアジア側のサビハ・ギョクチェン空港への着陸だったため、カドゥキョイには支障なく到着、そこから今回はウスキュダルの街中の、船着き場から徒歩でも行かれるアパートホテルに予約したので、由加さんはロンドン並みに涼しいイスタンブールに驚きながらも、私に連絡を入れてくれたのだった。



 さて、本日は午後1時にウスキュダルの市営船着き場の前で待ち合わせしたので、私はタクシーでベシクタシュに行き、モトール(民営の小型連絡船)に乗って対岸ウスキュダルに渡ったのだった。

 由加さんはロンドンでトルコの伝統美術、エブルの紹介をしたいと考え、去年の夏、私が紹介したエブルの美樹さんの作品を見るために彼女の家を訪問したいとのこと。美樹さんはラマザンの始まる頃故郷の大阪に行き、ワークショップや展示即売会を開いたりして、日本にまだあまり知られていないエブルを紹介するためにこの数年、大阪でもあちこち走りまわっていた。

 私は微力ながら美樹さんを応援するために自分も出来るだけエブルの宣伝に努めていた。今回、由加さんがロンドンと言う、美樹さんにとって新しいマーケットを紹介してくれることになったので、由加さんを彼女の自宅に案内する約束になっていたのだった。

 美樹さんはお父さんの入院・手術で、約1ヵ月トルコに戻る日を延期したため、自宅には同居している美由紀さんが留守を守っていた。美樹さんは彼女に由加さんへの応対を頼み、美由紀さんが作品集の中からこれと言う品々を10点ほど選んで披露してくれた。

 美樹さんが作品を自宅で作る時は、いつも美由紀さんが手伝っているので、さすがに彼女もエブルについて詳しくなり、一つ一つの紋様について、どういう手法でやるとこうなるのか、と言うことも詳しく説明してくれた。

 由加さんはロンドンから来るとき、いつもベーコンやハムなど、豚肉製品をお土産に持って来てくれていたのだが、前回3月に来た時、2キロもある生肉を持って来てくれた。

 しかし美保子さんはイスラーム教に改宗しているため豚肉はご法度、美由紀さんも仕事が見つかり勤め始め、美樹さんは大阪に行くことになって、私も猛烈に忙しくてみぃチームの女子会を開くことが出来ず、結局冷凍したままなかなか調理出来なかった。

 4月末だったか、5月に入ってからだったか、思い切ってトンポーロー、生姜焼き、とんかつ、カレーなどにして連日一人でとうとう食べつくした。

 それらの写真を由加さんに送ったら「あら、加瀬さん、本格的じゃあないですか」と今回も同じくらいの大きさの肩の辺りと思われる部位の生肉を持って来てくれた、とのこと。

 美由紀さんに半分切ってお宅に置いて行くので、美樹さんが戻ったら2人で食べてね、と言って美由紀さんに切って貰ったら、これが普通の家庭の包丁では刃が立たず、美由紀さんは苦心惨憺し、切るだけで1日分のエネルギーを使い果たしたのか、そのあとレモネードを注いで出してくれたとき、両手ともぶるぶる震えてしまっていた。ごめん、私が切ればよかったね。

 美樹さんの愛猫、パシャ君が外出から戻り、呼んだらすぐに私を思い出してくれたのか、おとなしく私に頭やお腹を撫でさせてくれたので、嬉しいツーショットも美由紀さんがたくさん写してくれた。

pasa  
美樹さんと美由紀さん以外には警戒心が強くて気を許さないのに、
私にもすぐ近づいてかなり甘えたしぐさをしてくれたパシャ


 3時頃暇乞いし、ウスキュダルの魚市場の魚レストランで遅い昼ごはんをすることになり、私は由加さんがこの1週間でたくさんの人と会うので、うちの娘のトルコ携帯を使って貰おうと持って来ていた。

 魚料理がとても美味しく、スープを飲んだせいか、お腹がパンパンになって5時過ぎに店を出た。オンベシ・テンムズの行事が今日も続いており、2日間、公共機関の乗り物が無料となったので、ものすごい人数が繰り出し、ウスキュダルの船着き場で由加さんと別れた後、エミニョニュ行きの待合室に入ったた。

 ところがあとからあとから乗客が押し掛け、ガラス張りの広い建物もパンクしそうなほとに膨れ上がった。船が5時30分発、というのに6時近くなっても到着せず、やっと6時に桟橋へ横づけになった船からも、夥しい客が降り、私達が待合室でまるで卵ならヒヨコになってしまうほどの蒸し暑さで押し合いへしあい、私も待合室の出口に殺到したら将棋倒しの恐れありと用心し足を踏ん張って押されるのを防いだ。

 やっと出口の戸が開かれたそのときだった。急にバケツから水をブチ撒けるように驟雨が襲ってきた。私は持っていた傘を広げ、余り濡れずに済んだが、待合室でさんざん待たされ、出た途端にゲリラ豪雨でもう踏んだり蹴ったり。市営の連絡船ははちきれそうに人が乗っており、定員の2倍もいるのではと、これも怖かった。

 無事にエミニョニュに着いたのは6時半になろうと言う頃で、トラムワイも超満員、トルコ国民もよく耐えているなあ、と感心してしまったが、船着き場からの疲れが家に着いたらどっと出て、それでも私の食物への執着心はたいしたもので、猫達に餌をやり、豚肉料理に取り掛かった。我ながら御苦労。

 この豚肉のお陰で、数日間、買い物に行かずに済みました。由加さん、ありがとう。

nibuta  
まずは煮豚。幸い、八角もあり、一緒に野菜をたくさん煮こみ、なかなかいける味になりました。

nibuta  
煮豚の中の一番大きなブロックは脂身もたっぷりで、ことさらに美味しかったです。

hitokuchikatsu  
一口カツ。この大きさに切り、塩こしょう、こんぶだし、醤油などで味付けし揚げました。

nibutadonburi  
煮豚の小さな塊は煮豚どんぶりに。これも美味しくて食べ応えがありました。 スマイル
 






   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




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海泡石のパイプやアクセサリーと、「宮古島月桃」の買える店

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Last updated  2017年07月28日 12時45分59秒
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