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カテゴリ:食べ物シリーズ
【2月7日・日曜日】 昨日はかなり具合が悪くて夕方まで38度台前半の熱が続いていた。常備薬を飲んでぐっすり、何一つやらずに寝ていれば早く治るのだろうが、静かに天井を見ているのが嫌いなたちなので、予想外の雨漏りでずぶ濡れのソファーを乾かさなければと、カロリーフェルの正面まで押して行った。 別な壁のカロリーフェルの前には、ソファの取り外し式の背もたれを運び、5日から6日にかけてずぶ濡れになったズボンや着ていたものを洗い、コートも風呂場のタオルパン(暖房兼タオル乾燥具)のそばに吊るしたりした。 今朝は日曜日だが、朝5時55分には起きていつものように6時から始まるNHKの昼のニュースとそれに続くのど自慢を見るために自分の椅子に腰かけた。熱を測ると37度8分くらいに下がっていた。 おととい知り合ったQ君に電話し、お昼にわが家からも彼の宿からも近いイーイト・ギョズレメ店で会う約束をした。私の手元にあるスペアの携帯電話を貸す約束をしていたからである。そのあと、美由紀さんが電話をして来て、「ひよこ豆を使ったお豆腐が完成したので、味見をして頂くのにお届けしますよ」と言うので、ではイーイトで会いましょう、と約束し、お昼は食べずに来てね、とQ君と一緒に3人でギョズレメを食べる気になっていた。 ギョズレメは初めてのQ君も、久しぶりの美由紀さんも「これは本当に美味しいです」と異口同音に言い、私達はそれぞれ違う年代ながらたいそう楽しいひと時を過ごした。 Q君がぼったくり事件でがっくりして、トルコ嫌いになって帰ることのないようにしたい、と美由紀さんも私の意図がよくわかってくれているようで、トルコ人相手だとイラッとすることもあるけどたいていの人は親切だし、それに人々のものの考え方はおおらかで、外国人に対しても寛容ですよ、などと話してくれた。 その夜は早速、夕飯にひよこマメ豆腐を頂くことにして、食卓を整えた。すぐ美味しい、すごく美味しい、というのはその昔の即席チキンラーメンのコマーシャル・ソングだったが、作ってくれた人の苦労は置いといて、「すぐ美味しい! すごく美味しい!」と唄いながら4分の1をたちまち食べてしまった。 美由紀さんの作ったひよこ豆の豆腐。トルコ語でひよこ豆はノフット。 そこで、(勝手に)ノフットーフと名前をつけることに決めました。 1回の量は4分の1程度。時間が経つにつれて固さが増してきます。 冷や奴は刻み葱と、おろしショウガあるいは和がらしと醤油で食べるのが一番。 画像を少し近くから撮りました。右下は美由紀さん作のおからと ツナ缶のサラダ。残り少なくなった奈良漬も、これが最後です。 自分もレストラン時代、ときどき手作りで豆腐や納豆を拵えたことがあるので、とくに豆腐は準備時間、待ち時間、調理時間の長い割に、そして材料を多量に使っているのに出来上がりは予想外に少なく、あっという間に食べ終わってしまうのが残念である。 にがりを使わず、自身の凝固作用で豆腐になってしまうと言うひよこ豆。便利で何よりだが、再び熱すると溶けてしまい、湯豆腐や麻婆豆腐は出来ないのだそうだ。 美由紀さん、Ellerinize saglik. (ご馳走様でした。) アントニーナ・アウグスタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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