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カテゴリ:イスタンブール日々新たなり
【7月11日・月曜日】 ラマザン明けのバイラムが5日から3日間、しかし、政府は月曜日と金曜日も休日にしてくれたので、ウイークデーは丸々休み。前後の週末が4日、合計9日間もお休みのトルコ。 日本の技術で新しく完成して6月30日に開通式を迎えたオスマン・ガージィ大橋もバイラム休暇中は無料で通れるとあって、イズミット湾を渡ってブルサ方面やエーゲ海地方に車やバスで行く人々にはたいそうな福音だった。 ところが、私は毎年の例に倣って今年もやっぱり「なんとかの節句働き」になってしまったのだった。1年365日、一日たりと怠けていたことなどないつもりだけど、なぜかいつもこう。 でも、ついに本日、バイラム休みも終わって、長期間抱え込んでいた翻訳仕事を納品することが出来た。 特に今日は土、日、月とおのおの3~4時間くらいずつしか夜の睡眠が取れなかったので、「御飯だけはしっかり食べなきゃ」と多少時間がかかってもきちんと拵えて、お腹が空いたまま仕事をすることのないように注意していた。 そういう仕事を預かった時に限って、進行を妨げるようなことが集中的に起こり、日本にいた頃からずっと請負仕事でタイプやワープロを打って、文書を拵えていた私の長い人生には、何度もそういう事態に陥ってしまったことがあるが、必ずやり遂げてきた自信がある。 今回の、かなり分厚い本を日本語にするにあたって、まあ、なんとか苦境を切り抜けられたのも友人が手伝ってくれたお陰でついに完成、なによりもこの仕事で、私にとっては盛り沢山の新しい知識を仕入れることが出来たのがいい。 それでもやっている最中は家から出られないので、自分で作るしかないけれど三度のご飯だけが楽しみ。猫にもちゃんと家の中の8匹と、外にいる10匹前後の朝食・夕食を欠かさず与え続けてきた。 さて、大したものは作っていないのだが、栄養とふところのバランスが程よいところで折り合いのつく食事、を心がけたので安上がりでけっこう美味しく食べることが出来た。 では、この最後の3日間の食事を見て下さい。 7月9日(土) 朝、昼、夜 ハムシ(カタクチイワシ)の缶詰とキュウリとレタス。前夜の残りの野菜いため。 小カブの漬け物。インスタントみそ汁。冷水で作るポシェット入りのお茶、ご飯。 あり合わせの野菜を精進揚げ、掻き揚げにする。小カブの漬け物。 レースをまとったように薄い衣で揚げると油っ気も少なくて軽い。 夜は昼の残り野菜で茄子、玉ねぎ、ほうれん草、ニンジン、ズッキーニのカレーです。 7月10日(日) 朝、昼、夜 昨日の掻き揚げ、野菜の揚げものを甘めに煮て丼物にしました。さらりとした味でした。 トルコで製造のインド・ミーの即席麺で野菜たっぷりの焼きそばを! お昼にまた大きなジャガイモ2つを茹でてポテトサラダも作りました。 夜はまたカレーです。ポテトの中の動物性タンパク質はツナ缶たっぷり。 7月11日(月) 朝、昼、夜 また、レタスと相性のいいハムシの缶詰を開けました。箸置きを取りに行った間に、 オグリにハムシを2匹(くっついていた)、さらわれてしまいました。残念です! 最後の冷やし中華、大事に大事にゆっくり食べます。そしてこの後、ついに オスマン朝末期の歴史と芸術品カタログ訳本をクライアントに送りました。 夜はもう、炊いたご飯も麺類も、すべてなくなったので、小麦粉に山芋を擂りこんで、 ネギ、玉ねぎ、ズッキーニ、ピーマンのお好み焼きを作りました。正直疲労困憊です。 後から送られてきた数ページのリストを明日かあさってまでに完成させて、初めて私にもバイラムが来ます。ところが好事魔多し、夜ぐっすりと寝た私は、またまた目覚めたとき(12日朝)に、台所の床がかなり水浸しになっているのに気がつきました。 ひえ~い、なに、これーっ、たいへんだ~っ!! アントニーナ・アウグスタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年07月12日 17時14分17秒
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