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madamkaseのトルコ行進曲

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 marnon1104@ お久し振りです (。≧ω≦)ノ!! kaseさんのお誕生日だったのですね。 お元…
 marnon1104@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) kaseさん、こんにちは(*'▽')♪ …
 madamkase@ Re[1]:渡航記念日(03/16) 高見由紀さんへ こんにちわ、イスタンブ…
 madamkase@ Re:渡航記念日(03/16) marnon1104さん、こんにちわ。 3月に書い…
 madamkase@ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) ひなのさん、おひさしぶりです。 トルコは…

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2016年11月02日
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カテゴリ:メフテル軍楽隊


【11月2日・水曜日】


 8ヵ月前の3月2日(水)、東京からメフテル軍楽隊のコンサートを観賞したいと、世間が「トルコは危ないぞ、行かないほうがいい」といさめるのを押し切る形でやってきたエリコさんと一緒に、2月25日に観賞したのに続き、2度目に足を運んだときに、戦没者の追悼式典の日と重なった。

 たまたま式典のオーガナイザーであり、司会者としても俳優顔負けの劇的な名調子で語り、参列者を泣かせるエルハン・アルトゥノク大佐が、メフテル軍楽隊の総大将ムラット中佐と庭で立ち話をしているそばを通りかかって、私が2人に挨拶をしたのがきっかけで大佐とも知り合い、その日、追悼式典に招待して貰ったのだった。

 そして今日は私にとって二度目の参列になる。私は友人達にも声をかけ、参列者の姓名と職業などを、アルトゥノク大佐と、メフテル軍楽隊のデニズ少佐に報告しておいた。

 午後1時半に軍事博物館の本館前に集合したメンバーは、イスタンブール大学法学部アイシェ・オンジュル先生、雑誌記者ディレッキ・ハユルルさん、俳優小林正貴さん、メフテル友達・國府七緒さん、そして私の5名。


 戦没者追悼式典の会場は、メフテル軍楽隊のコンサート・サロンが、Amphiteatre(古代円形劇場)型に作られているので、階段式の観覧席の階下の空間を利用している。2時10分前位にその入り口まで行くと、ちょうどデニズ少佐から電話が来た。式典会場はコンサート・ホールへの通り道でもあるが、式典中はコンサートに行く人は、別の道を通るように警備員が誘導する。

 警備員は私達を見ると扉をきっちり閉めてしまったので、私は彼に電話を渡し、デニズ少佐と話して貰った。私達が大佐の招待客で、式典に参列のために来たことをデニズさんが説明してくれたので、警備員は扉を開いてくれた。

 中から、デニズさんが手を振って私達を指し招いている。会場の準備はほぼ整っており、あと5分ほどで2時、演壇の準備をしていたアルトゥノク大佐にも挨拶を済ませ、遺族・親族の人々が座っているすぐ後ろの席に座らせて貰った。

bayrak  
式の初めに、この式典用の特別の国旗が登場し、国歌斉唱(独立行進曲)が行われる。

Altunoku Albay  
式典の構成、司会進行、ナレーション、すべてを担うアルトゥノク大佐



 今回はカメラをバッグに入れたままだったので、何も写せなかったが、大佐の司会進行により、シェヒット(戦没者)2名の、最期の様子が再現され、遺族・親族の皆さんはやはり涙をこらえきれない様子がわかった。

 一通りの儀式が終わり、参列した人々と、式典のアルトゥノク大佐やスタッフの皆さんと記念撮影をして貰い、今日の招待客として、小林正貴さんと七緒さんが、軍事博物館の記録映画にコメントを残すことになり、私達はコンサート会場に移動した。

 何があっても、コンサート・ホールでは、午後3時きっかりにメフテル紹介の記録映画が上映され、15時13分頃から軍楽隊がパレードをしながら中庭から、あるいは雨なら舞台の袖から登場して、舞台を一回りした後定位置に着く。

 しかし今日は式典が延びたので、メフテルの入場もずらされたようである。デニズさんに付き添われた小林さん、七緒さんもほどなく私達の席に到着して、キョスゼンがシェラフェッティンさんだったので、七緒さんは念願のビデオが撮れたのだった。

 私にはたまたま新しい雑誌の12月号に載せる記事のインタビューがあったので、デニズさんに館内での撮影を許可して貰い、コンサート後の記念撮影の時と、そのあとすぐに中庭に出てそこでも専属カメラマンの女性にたくさんのポーズを撮影して貰った。

 4時過ぎに私達はスバイ・ガジノス(士官達の娯楽室)でチャイをご馳走になり、デニズさんを囲んで5時少し前まで、追悼式典やその他の話題で盛り上がった。

 トルコはシリアやイラク、近隣の国々の内戦や、テロ集団との関わりから、昨年の7月と10月に、シャンル・ウルファとアンカラの駅前で、大規模な自爆テロの襲撃事件があり、今年に入ってついに平和の象徴の筈であるイスタンブールの観光地、ブルーモスク前の広場で自爆テロのせいでドイツのツーリスト10名が落命、大勢のけが人が出ている。

 軍人であれ、通りがかりの一般市民であれ、犠牲者が出たことは観光に一大打撃を与え、ついに限りなく将来が不透明になってしまったトルコ。

 毎日毎日、どこそこでシェヒット(戦没者)が10人出た、20人出た、と悲しい朝のニュースで始まるトルコの報道番組を見ながら、平和を絵に描いた餅に終わらせてはならない、とトルコの人々は尽きることのない戦没者の出現にもめげず、胸を張って祖国に誇りを持とうとしていることがよくわかる。

 戦没者追悼式典に参列したことの意味を噛みしめるのに、素晴らしい機会を与えていただいたことに感謝し、別な用事があってタキシム広場方面に行く小林さんと別れ、そのあと静かなカフェテリアで、雑誌社からの取材を受け、アイシェさんや七緒さんも付き合ってくれたのだった。








   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




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Last updated  2016年11月06日 09時22分06秒
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