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madamkaseのトルコ行進曲

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2016年11月16日
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【11月16日・水曜日】


 昨日11月15日がちょうど人間国宝ストゥク・ウスタの6回目の命日だった。私はおととし、去年と続けてウスタのお墓参りに行かれなかったので、今年こそは命日の前後の週末に都合をつけて、キュタヒヤを訪れるつもりでいた。

 9月下旬の土曜日、万里子さんが会社のクルバン・バイラムとシルバー・ウィークを組み合わせて日本に帰省した折、私に日本土産を届けに来てくれたので、何気なくそんな話をしたら、いまタイルの絵付けを習っている万里子さんは、トルコ随一の陶磁器の産地であるキュタヒヤにも大いに興味を抱いていたので、目を輝かせた。

 「あの、もしお邪魔でなかったら私のこともキュタヒヤにお連れ願えるでしょうか」
「あら~、もちろんよ。あなたもタイルのことで何か勉強になるなら、ちょうどいい機会よね。ぜひ行きましょう、一緒に」

 たちまちこんな風に話がまとまって、私はウスタの命日の直後に当たる19日かその次の土・日当たりに実行するつもりでいたら、命日の昨日、ストゥク・ウスタの後継者で娘のニーダさんから、願ってもない話に招待されたのだった。

 目指す19日の土曜日、キュタヒヤ市がかねてから準備中だったストゥク・ウスタを記念する博物館が先ごろ完成、当日は文化・観光大臣であるナービ・アヴジュ氏の臨席を仰いで開館式典と、式典に続いて導師を招き、参列者全員でウスタの6回忌の祈りを捧げることになっていると言う。なに、この以心伝心ぶりは。

 万里子さんにこのことをメッセンジャーで伝えると彼女からもすぐに「名誉な行事に参加させていただけるのは嬉しいです」と返事が来た。

 私はにわかに身辺が慌ただしくなったのを感じた。実は12日の土曜日の早朝、日本のV子からメールが来て、20日の夜成田空港を出発、21日4時半頃イスタンブール到着、用事があって別な国に飛ぶのだが、トランジットの時間が長いので家に寄れそうだから、欲しいものリストを書いて送ってくれれば、見つくろって買って行くよ、と言うのだった。

 中4日間でトルコともう一つの国を駆け抜け、日本からイスタンブールへの飛行時間だけでも2日消費するので、娘も相当無理なことをするといつも思うが、自分も18日の夜行バスで朝5時頃キュタヒヤに到着、ホテルで少し休憩して、11時からの式典に参列し、翌日の昼過ぎにはまたバスで、6時間余りかけてイスタンブールに戻ってくると言うスケジュールは、私の年齢から言えば、決して緩くはない計画である。

 してみるとこの一両日中に、バスのチケットを買いに行く、先日アテンドしたお客さんの写真を焼きに行く、V子用のプリペイド携帯電話が、6月以来イスタンブールで余りにいろいろあったので、3ヵ月以上カウントの補填を忘れ、無情にも娘の愛用の番号がキャンセルされてしまい、通話出来ない状態になってしまったのを、娘が来る前に復活させなければならない、カプジュ関係の罰金が最優先になって、家の税金を払うのが後回しになってしまっている、これも払って、あれも払って、これも買って、あれも買って、と用事は山ほどあった。

 でも、昨日は朝のうち、ストゥク・ウスタを偲んで、あり合わせの材料ながら海苔巻きを作ってみた。にわか作りにしてはきれいに出来て満足、海苔巻きの1本分を朝食として食べ、そのあと、買い物や用足しに出て、夕方また食べて、夜は娘に当てて風呂場掃除用のブーツや、煎餅やら、即席ラーメンなどを頼みたい、とメールを書いた。

sitki usta  
2010年9月23日、シンポジュウムの前夜祭の晩餐で。ウスタ(左)と、
アンカラの会社社長ジェラルさん(ウスタの作品の最大コレクター)

sushi1  
ウスタは色彩感覚抜群のお人だから、褒めて貰える海苔巻を作らなければ・・・

sushi2  
あり合わせの材料で作ったにしてはうまく出来てよかった~。



 しかし、書いているうちに背中にうっすらと寒さを感じた。やっぱり11月も半ばを過ぎると室温もぐっと下がり、夜ともなれば18~19度。今年はいわれなき罰金を何ヵ月も払う義務があるので、節約しなければ、と11月15日の晩までついに暖房を焚かずに過ごしてきたのだが、本日はついに朝からコンビマキネシ(大型瞬間湯沸かし器)の部屋暖房にもスイッチを入れたのだった。

danbou1  
温かいカロリフェルの上や前に集まった猫達。幸せそうです。

danbou2  
この子はやっぱりここですか。非常に危ないところで暖を取るオグリ!?


 午後から家を出てベイオールの街をてくてく歩き、印刷所に頼んであった名刺を受け取り、同じハン(商館)の中にあるコピー・センターで写真を焼いて貰った。写真のサイズが大きすぎて、薄い小冊子状のアルバムには入りきれないので、大きな文房具店に寄って写真アルバム帳を見て見ると、そのサイズはあるにはあるが、分厚い表紙が付いていて、値段も百何十リラ。

 結局買わずにタキシム広場を越えて、もう薄暮の中でものすごい勢いで風が吹いている広場を、風に追い立てられるようにして歩くと言うより小走りに走った。

taksim 
高い丘のてっぺんにあるタキシム広場では、国旗がちぎれそうです。


 キュタヒヤ行きのバスを運行する会社はたくさんあるにはあるが、私は4月に結婚式に招かれてボルと言う、アンカラの手前の峠と温泉の町に行った時に、花婿の一族に勧められたニリュフェル(蓮の花)というバス会社のオフィスの人々が親切だったので、そこに聞いてみた。

 するとニリュフェルのバスはキュタヒヤには乗り入れておらず、キュタヒヤの地元のバス会社「キュタヒヤルラル」のチケット販売を請け負っている、と言うのでそれを利用することになった。

 万里子さんはアジア側の中継点から乗ってくるので、それを告げてチケットを切って貰い、チケット売り場の隣に中華料理の食材などを売る店があるので立ち寄った。

 娘にそば・うどん・冷麦・そうめんなどを頼み忘れたのでそれらを買った。中国人が作っている豆腐を勧められたので、それも買い、キュタヒヤへの往復のバス代ほども買いこんでしまった。

 これらも重いし、歩きでタキシム広場を抜けてスラセルビレル通りに入り、途中で米や醤油など、重いものばかり買いこんで、やっと家に戻ってきた。

 しかし、歩きで用足しをして歩くには、イスタンブールは余りに不便、家に着くとどっと疲れが出て、内外の猫に餌を配るのが精いっぱい。万里子さんにチケットの細目を書き送り、そのまま10時前だと言うのに寝床にもぐりこんだ。

 ベイオールの目抜き通りだと言うのに、イスティクラール通りはいつも整備不良で、ブロックや敷石がはがれてしまっていたり、よくよく靴の先が躓くように出来ていて、何度も「おっとっと」と口走ることになる。旅に出る前に転んだら眼も当てられないことになるのは火を見るよりも明らかだ。

 とにかくあちこち歩き回ったが、今日行かれなかった家屋税、ゴミ収集税なども、明日は払いに行かなければならない。それにしてもベイオールに出かけて、次々と用事をすませながらタキシム広場のもっと先に行ってまた家に歩きで戻ってくる、と言うのはたいへんにエネルギーを使う仕事だった。

 部屋が暖かく、何とも気持ちいいが、それだけに全身に疲労が回り、またまた夜10時前にベッドに沈没してしまった。ほんとにもう、懲りないおばばだなあ、我ながら。

 









   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




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Last updated  2016年11月24日 07時00分25秒
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