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カテゴリ:チュクルジュマ界隈のこと、または猫ばなし
【1月8日・日曜日】 夕べ、金曜日の晩、外猫達の餌をどこに置こうか迷ったが、アパルトマンの向かって左側にある骨董屋の上の階にはベランダ分の出っ張りがあるため、ひさしのようになっていて雨や雪に濡れないで済む。そこにキャットフードを少し余分に撒いておいた。 そのとき、ちょうど下から登って来たタクシーが、車輪を滑らせて斜めになって道を塞いでしまった。マフラーからものすごい黒煙を噴き上げながら、運転手はアクセルを吹かしてハンドルを制御しようと奮闘していたが、助手席に乗っていた客の青年が降りて後ろから押して手伝った。 私も押すのを手伝ってやろうかと思ったが、ふと自分の年齢を考えたら、そんなことをしてはいけない、と思いとどまり、見ていたら通りがかりのピザの配達の青年もバイクを下りて手伝ったので、タクシーは無事に坂の上に上って行った。 全然スノータイヤでもない、チェーンも付けていないでよくこの坂を上ってくるなあ。 通りがかりのバイクのお兄さんが手伝って車は真直ぐになった。 トルコでは、道路の穴にはまった車を押したりするのを、通りがかりの見ず知らずの人でも手伝ってくれることが多い。もっとも、車を運転している人間が“ありがとうさんよ~”とか言いながら颯爽と行ってしまい、手伝った人は泥はねだらけになってもそれきりで、ぼやいているのも何度も見たことがある。 さて、日曜日も朝のうち、ちょっと晴れ間が出たりして、タクタキ坂のボール紙滑降コースはたいそう賑わって来た。これで少し雪は収まるのかと思うとさにあらず、午後からはもっと激しい牡丹雪に変わった。 雪をバックにセルフィー! タクタキ坂に歩きで上って行く自信がありません。 ポカポカ温かくって、ここはいいなあ、もともとぼくの場所じゃなかった? おやおや、タンブルまで来ましたねえ。彼もペテッキがお気に入りみたい。 おまけに、アルスが飛び込んできてしまいました。 私が雪の写真を撮ろうと東の寝室に入ったら、タマオが追いかけて来たので入れてやると、嬉しそうにカロリーフェルのペテッキ(蛇腹式暖房具)に乗って腹ばいになった。 するとそのあとタンブルが、扉を開けたら飛び込んで来て、そのあともう一度部屋に入る時、アルスにも飛び込まれてしまった。 しかしながら、たまにはこんな光景もいいなと思う。自分も寝床にもぐりこみたいほど体のあちこちが痛いので、少し昼寝もした。 今年の誕生日には74歳になるので、無理をしてはいけないとしみじみ思った。それにしても、メールの返事書きなどが一向に終わらないために、私は起きている時間のほとんどを、パソコンに向かって何か書いており、肩こりになっているらしく、肩甲骨の内側が疲れる。 事務能力はまるで駄目になりつつあり、タイピングも遅くなってしまったのが嘆かわしい。若返るいい秘訣はないかな、とあたりを見回すと部屋の片づけをしなくては、とつい思う。 去年まで張り切って「掃除だ、掃除だ」と騒いでいたのが嘘のように、「明日でいいわ」と考えているのが恐ろしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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