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2017年01月18日
カテゴリ：イスタンブール日々新たなり
【１月１８日・水曜日】 去年の夏から続いている元カプジュ一家の卑劣で非道徳的で、自分勝手な突然の反乱は、もうじき１年になろうとしている。２０１５年から、２０１６年に年が変わる頃、裁判所に家主全部を訴えた、というのに、相手方に一切知らせず、土俵に上がって来ない相手方の力士から、不戦勝を勝ち取った上、嘘八百を並べて、不当労働行為を適用させて、私達に法外な罰金を払わせるように事を運んだのであるから、法の盲点を突いた、と言うと聞こえはいいが、要するに騙し撃ちの肩すかしなのである。 元カプの手口と言えば、カプジュとして住みこんでいるのに、ほとんどウルガズ・アパルトマンのために働かず、長年に渡って勤務時間内によそでアルバイトをして稼いだお金で、貸家を１軒持っている、という。これだからカプジュ稼業は辞められないよ、とうそぶいていることだろう。 私どもに罰金命令が来て、初めて知らない間にそんなことになっていたことで、ショックを受けた家主側が、２月か３月頃、外部からプロフェッショナルなヨネッティジ（管理人）を雇い、この嘘つきカプジュを排斥しようと、立ち退き勧告を出したのが去年６月２３日、１ヵ月後を猶予期限にして、当日しかるべき役所の人が現場に来た時は、誰か告げ口したのか、カプジュは朝からもぬけの殻で、公務執行が出来なかったのをいいことに、いまだに居座っているのである。 私もその頃から、いままでカプジュに任せていた買い物とゴミ捨てを自分でやることになってしまい、一応、アパルトマンとして新しいカプジュを雇ったのだが、彼が出勤してくると、元カプ夫婦が力づくで閉め出すらしく、嫌気がさしてとうとう来てくれなくなった。 もう半年もアパルトマンの内部を掃除する人がいなくなったので、エレベーターも階段や廊下も汚れ放題である。元カプが新しいカプジュを追い出す権利はないのに、平気で妨害するところが空恐ろしい。 特に最悪の女房は、昔やっていた泥棒行為を私に知られているので、私のことを目の敵にしているように見える。 私も毎日は買い物に行かれないので、どうしても買いに行く日は荷物が重くなる。特に雨の日などは傘もさすし、滑る坂道のボロボロになったブロック舗装は、気をつけていてもつま先が石に引っかかったり、穴にはまりやすいので、やっと下りて来る時に、犬の散歩に出て来たカプジュの女房に出会うと最悪だ。 犬は私になついているので、喜んで飛びついて来て、前足を私の両肩にかけてふんふんにおいを嗅いだり、長い舌で首筋だのをなめまわして、親愛の情を示すのだが、なにしろ両手がふさがっているし、押し倒されたらたいへんである。大型の獰猛なピットブルのオスで、立ち上がると身長は私よりはるかに高いし、喜んで振っている尻尾も足にビシバシ当たると痛いほどである。 この女も亭主も自分達は毎日５回のお祈りや、断食なども欠かさずやっているので、優秀なムスリマン（イスラーム教徒）だと思いこんでいるのだが、盗みを働いたり、ナンキョル（恩知らず）なことをするから、人間としてもイスラーム教徒としてもゼロなのだということに全く思い至らないところがすごい。 しばらく前に私に向かい、カプジュを粗末にするから婆あになってから重い荷物を運ばなくちゃならないんだ、と悪態をついたこともあるが、私ももう、何を言おうとこの泥棒女を相手にしなくなったので、この頃は言うだけ損だと気がついたのか、私になついている犬に当たり散らしながら去って行く。 それにしても、重い荷物を運びながら坂道を下りて来ると、あとで足腰に必ずつけが回って来るので、カプジュを粗末にしたことなど一度もないが、女の言う通り、苦労なことだと心底思う。 醤油、油、台所洗剤、米、砂糖、根菜類などを、いっぺんに買いこむと簡単に１０キロくらいになってしまうので、なんのこれしき、と頑張るのはよくないと思いつつ、自力で持ち帰らないと気が済まない、やっかいな性分なのである。いまにショッピング・カートみたいなものを買わなきゃ駄目かなあ、と思ったりもする昨今である。 最近、単体で一番重かったのがこれ、柔軟剤。この花の香りが気に入っているのだが、あいにく１リットル入りの瓶がない。３リットル入り、お徳用で安いのはいいのだが、重さは３．５キロに近いのだ。  柔軟剤。このメーカーのこのシリーズで、ピンク色の花の香りを 長年愛用しているのに、もうこの１リットル瓶はなく、３ﾘｯﾄﾙ入り。     「チュクルジュマ猫会」   お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2017年01月21日 09時31分44秒
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