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カテゴリ:イスタンブール日々新たなり
【1月25日・水曜日】 先週の金曜日、20日にはメフテル軍楽隊に行って、歌手のアブデュラーさんと知り合い、小雨模様の中をバスでタキシム停留所まで帰ってきた。 トルコ時間で夜8時からアメリカ大統領トランプ氏の就任演説と式典が挙行され、NHKworldで見ていたら、英語なので何と言っているのかさっぱり分からず、途中からトルコのニュース局各社の生中継を見て、3つの局がそれぞれに、トルコ語の同時通訳者を付けていたので、まずまず理解出来たが、これから先、こういう、聞く耳を持たぬタイプの人が、国家元首になると今後のことが余計なお世話だけれど思いやられる気がした。 自信満々のトランプ大統領。世の中は不思議だ。泡沫候補だった彼がアメリカを動かす。 21日はベシクタシュからボスポラス海峡を渡ってウスキュダルの美樹さん宅で開かれたみぃチームの新年会に行き、その夜の日本のニュースを見たら、大相撲春場所で13勝1敗の大関稀勢の里が、横綱白鵬が負けて3敗になったために、千秋楽を待たずして優勝が決まったのだそうだ。日曜日の結びの一番で両雄が対決する。 美味しいご馳走を食べながら、思い切り笑い転げるような話を沢山しました。 そして22日は、千秋楽結びの一番を、トルコでは午後1時に放送される夜7時のNHKニュースで見た。白鵬の横綱の面子をかけた怒涛の寄り身で徳俵に追い詰められたものの、稀勢の里も必死で弓なりに反って我慢に我慢を重ね、一瞬体を捻って打ったすくい投げに、さすがの横綱もどっと前にのめって土俵に落ちた。千秋楽も白星で飾り、稀勢の里が横綱に推挙される可能性が限りなく高まった。 地元から来た応援団らしい人々。何度も綱とりのチャンスを 逸している稀勢の里を必死で応援しているのが感じられます。 大一番をついにものにしました、稀勢の里。横綱を下して堂々の勝利です。 夢に見た天皇賜杯、今自分の手で確かにつかみました。 私も利根川を挟んで茨城とは隣同士の千葉県野田市に住んでいたので、彼の出身地である牛久や学校時代を送ったという龍ヶ崎市とは、自分でも縁もあったので、その地の出身力士が郷土を熱狂させているのを見るととても嬉しい。 23日の月曜日は、珍しく朝から晴れ間が出ていたので、昨年の12月に一度か二度、洗濯物を干したことがあるきりで、かれこれ1ヵ月以上も干せなかった台所の外のロープに広げて干し、午後は5階のヌレッティンさんの法事に出かけた。 やっぱり、家の中に干すより、外に干すと気持ちがいい! その晩遅く、バンヨー(風呂場)の電球が切れてしまい、廊下の電気がついていればとりあえず見えるのだが、明日、明るくなってから電球を自分で取り換えて見る気になって、その晩は寝てしまった。 24日、脚立を持ち出して風呂場に据え、スペアの電球と、デジカメをズボンのポケットに忍ばせ、ものの見事に自分で電球を付け替え、見事にパッと灯ったところを撮影しようと脚立に上ったら、最上段までしっかり上らないと、とうてい電球を捻って付け替えるような作業は出来ないのが分かった。 何しろ高所恐怖症、脚立も揺れるし、こわいよう~ 最上段に片足をかけて、やっとここまで。あ~、ふるえる。 落ちたら大変、怪我をしないうちに脚立から下りました。 風呂桶の角に頭をぶつけるかも、腕とか脚が折れるかも。 おっかなびっくり上るのだから、最上段に立って足をしっかり踏まえて、などと言う芸当が出来るわけがない。結局へっぴり腰で撮れた写真はどれもあえなく手が届かなくて何も出来ていないスナップばかり。 それを本日のFacebookに載せたものだから、たくさんの友人やトルコ息子達からコメント欄やメッセンジャー、電話などが来て、心配をかけてしまい、本当に申し訳ないことになった。 一方、稀勢の里は相撲協会からの正式の使者を迎えた伝達式で、貴乃花以来歴代の新横綱達が、自分でも意味がわかっていないのでは、とあやしまれそうな「四文字熟語」を流行らせたのと打って変わり、頭に浮かんだそのままを口にした、というシンプルさで、むしろそれが受けて日本中から拍手喝さいを浴びることになった。 故鳴戸親方(元横綱隆の里)の教えである「喜怒哀楽を顔に出さないように」自らを律して来たことが、満場一致で横綱になっても奢らず、やがてこれからもっと大きな花を咲かせるに違いないと思えて、たいそう好感が持てた。 どんな口上を述べるかと注目の的、しかし彼の口上はいかにも彼の人柄を現していた。 インタビューにも、ありのままを見て貰おう、という心掛けがにじむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年01月27日 01時20分35秒
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