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カテゴリ:メフテル軍楽隊
【3月18日・土曜日】 1915年、第一次世界大戦の中盤で、連合国側の軍団が、オスマン帝国の首都イスタンブールを攻略するために、エーゲ海のダーダネルス海峡に面する港チャナッカレに上陸したところを、オスマン帝国軍が3月18日の死闘でこれを阻止して大勝利を収めた。 衰退一方だったオスマン帝国史に燦然と輝く、3月18日チャナッカレの戦勝記念日は今年、102回目の式典を迎え、特に今年は、現在のトルコ政府が世界一長大な吊り橋、2023mの「1915・チャナッカレ大橋」を建設する起工式も同時に行われ、フェリーボートの往来に頼ってきたエーゲ海方面との交通が、この橋が完成をみた暁には格段の発展を遂げることになり、そこからもたらされる経済効果にも非常に大きな期待が寄せられている。 メフテル軍楽隊も毎年の記念式典に参加しており、今年もチャナッカレで演奏するのだが、前々日にアンカラにバスで行き、軍用機で17日にチャナッカレ入り、演奏の終わったあとは軍用機で翌朝そのままパキスタンに飛ぶのだそうだ。 昨日(17日)までの1週間も続いた雨空が、今朝はよく晴れていた。この分なら、チャナッカレも上天気に違いない。 やっと朝から晴れ上がりました。飛行機雲が見えています。 上空は北風が吹いているようで、飛行機雲はどんどん南方向に流されています。 チャナッカレも上天気。海面は鏡のようにないでいます。 テレビで見たところ、国旗も全然はためいていないので、無風状態かも。 午後1時頃になってようやくメフテル軍楽隊がTRT HABERの画面に登場したが、画面が二分割されていて、あいにくメフテル・コンサートは一つも音が聞こえて来ないのだった。 私には、大太鼓のキョスゼンの手の動きや、メフテル・バシュの腕の振り具合、どの楽器が演奏中か、などを見れば何の曲かはほぼわかるが、写真を撮りたくても余りはっきりした画面が映らないなど、なんだか、フラストレーションになりそうだ。 まずまずに撮れた分だけ紹介出来るが、去年の12月、コンヤのシェビィ・アルースに行ったように、今年はチャナッカレに行きたいと思っていたのに、一つ用事が出来てしまって叶わなかった。 ま、来年もあることだし・・・ 入場行進の画面ですが、音は消されていて、橋の起工式会場が主音声です。 チェヴゲン(コーラス隊)の皆さん キョスゼン(大太鼓奏者)バハドゥル下士官 指揮をとるメフテル・バシュ(軍楽隊長)、デニズ少佐 曲目は「チャナッカレは今日、戦塵の中」 ボルゼン(トランペット)のソリスト、 Trumpet Any さんの物悲しい音色を聴くことが出来ない、行けばよかった~。 RTE(レジェップ・タイイップ・エルドアン)大統領が起立して、 メフテル軍楽隊のチョルバジュ・バシュ(総大将)の礼を受けます。 チョルバジュ・バシュは、メフテル軍楽隊の頂上にいるムラット中佐 全然音声が聞こえないまま、メフテル軍楽隊のコンサートが終了、退場行進 そう言えばテレビにメフテル軍楽隊が登場しないうちに昼ご飯の支度を、と台所でそうめんを茹でたり、つゆを拵えていたりして、肝心の起工式を見逃してしまった。式場に用意された巨大なビニール袋に詰め込まれた風船が、全部空に吸い込まれて行ってしまった後で、台所からテレビの前に戻ってきたのである。 あらら、しまった~。 でも、ちょうどよかった。昼ご飯の納豆入りのにゅう麺が出来上がったとき、日本の友人が送ってくれた小包が届いた。どうもありがとうございます、安藤登紀子さん。 納豆入りのにゅう麺。後ろは東京から着いたプレゼント お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年03月21日 17時02分00秒
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