|
カテゴリ:チュクルジュマ界隈のこと、または猫ばなし
【4月6日・木曜日】 メールの返事を書いていたら、何か音がして猫達が一斉に台所に飛んで行った。私も追いかけて見ると、こんな風にみんなで窓を開けようとしていた! 困ったことが起きた、あのキジ猫がまたやって来たのだった。 窓がしっかり閉まっているので、外から入っては来れないが、手摺の上をわがもの顔で練り歩いて窓の左側にやってきた。 シェビィ以外の6匹が台所に集合して、しきりに締まっている窓を開けようとしています。 このキジ男は毎日やってきているようです。もう、この猫はわが家の台所への クライミングのルートを学んでしまったようです。どうすればいいのでしょう。 私が窓を開けて「シッシッ」と追い立てれば逃げていくだろうが、慌てて落ちたら大変だ。それほど狭い手摺の上を歩いているのである。 しばらくそのままに放っておいたら、キジ男くんはさっきと同じ音を立てて下のクーラー室外機の上に飛び降り、ちょっと眼を離したすきにもう、割れガラスのささった塀の上を上手に歩いて低い塀に飛び移り、そこから地面に飛び降りた。 私はキジ男が脚に怪我をしていないのを確認して、やがてまたサロンに戻って来たが、しばらくするとまたうちの猫達が台所に固まって飛んで行ったので、追いかけて見ると、今度は薄い赤毛色の猫がクーラーの室外機の上であちこち眺めているのだった。 この薄い赤毛も、裏のコリドールの近辺にいる猫で、キジ男とはライバルです。 私が顔を出したせいか、薄い赤毛猫は室外機からわが家の柵に飛び移らず しばらくそこで身動きせずにいたのち、下の家の窓枠経由で下りました。 さて、さて、この頃流行りのコンクリートに色とりどりのプラスチックの足場を埋め込んだ、スポーツクライミングの人工岩のように、この子達は入れ替わり立ち替わりやって来て、やすやすと登るようになってしまうのだろうか。あのバカ高いガラス破片つきの塀は、やっぱりこんな形でわが家に或る種の被害をもたらすかもしれない。 困った、困った、本当に困った。来るたびオス猫達はくるりと後ろを向いて、高々としっぽを揚げ、ピューッと臭い水鉄砲を放って行く。 いままでこの家に来て18年間、夏場は窓を開放して、西側のベランダとの間を吹き抜ける風でクーラーなど全然要らなかったわが家のサロン、この夏からは厄介なことになりそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年04月12日 15時56分26秒
コメント(0) | コメントを書く
[チュクルジュマ界隈のこと、または猫ばなし] カテゴリの最新記事
|