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カテゴリ:イスタンブール日々新たなり
【6月25日・日曜日】 昨日は最後の断食の日、8時43分くらいにイスタンブールが断食明けの時刻となるので、ずっと断食を守ってきた敬虔なイスラーム教徒にとっては嬉しい夜である。 今年は最後の頃にちょうど夏至(6月21日)があったので、イフタルの時刻も8時47分くらいまで遅くなったものだが、また少しずつ戻ったようだ。 私は娘のV子と友人T子さんからのお土産を整理しないうちに、子猫のタローとシマちゃんを預かってしまったし、そのほか用事が山のようにあって、とうとう、明日の午後一番でもうイスタンブールに戻ってくると言うときまで、これらを分別して片付けることが出来なかった。 それに、うちの猫達は、盛大な抜け毛の季節を迎えている。ようやくサロンに掃除機をかけたものの、次の朝もうテーブルの下に毛玉が飛んでいる始末。 それでもやっと、二つの冷蔵庫の中に手当たり次第入れてあった生ものや野菜を、賞味期限ぎりぎりの物を手前にして、野菜なども順番に収めた。また米やうどん、そうめんとインスタントラーメン等の干麺など、更に缶詰、乾き物の類は箱や段ボールに別々に納め、開かずの間になっている寝室を掃除したらそちらに収納するつもりである。 昨日の夕方娘が電話をかけてきた。23日にジョージアから戻り、アンタルヤ県のカシュに泊まり、今朝からメイス島というギリシャ領の島に定期船で日帰りの旅をし、これからバスで5時間のアンタルヤ市に向かうのだそうだ。 「お母さん、明日は午後家に一度荷物を置きに戻るけど、T子さんと私達一緒に夕食を街で食べて、彼女はそのまま日本に帰るの。その部屋は一晩予約してあるので、明日の晩はお母さんと私が泊まって、何もしないでごろごろ寝転がってお喋りでもしようよ。だから、無理して明日の朝までにうちの大掃除なんかしなくていいよ」 「分かった~っ、助かる!」 すごいや、ラッキー。 うちの娘は近年特に掃除が不得手になった母親を見て、「まったくも~う」と思っているかもしれないが、決して口には出さない。家にいても絶えず猫の世話と、メールやFacebookのメッセンジャーから頼みこまれるもろもろの相談事などがあるたび、私が放ったらかしにしないで、いちいち返事を書いて対処しているのを知っているため、怠けていて掃除が出来ないわけでないことを理解し、文句を言わずにいてくれるのである。 それで夕べは「今日は早目に寝ます」などとFacebookに書き込んで、珍しく9時台に横になった。 いや~、よく寝た。5時間くらいぐっすり寝たようで、夢も見なかった。今朝は3時台に目が覚めて、この1週間、どうにも返事の書けなかった人への返信を書いたり、今朝の1時50分発の飛行機で日本に向かった例の女子高生2人に、以前エスコートをお願いした日本の友人にも便りを書いて再度お願いした。 そして食事は思い切り手を抜いて、夕べはぺヤング・インスタント焼きそば、今朝はまた赤いきつねなどで手軽に済ませ、台所から表通りに吹き抜けるそよ風と、チュクルジュマ通りの少しだけ見える真っ青な空を見て、さすがバイラム!と嬉しくなった。 バイラム晴れ、あるいはバイラム日和という言葉がトルコにはあるのだが、まさにそのバイラム晴れだった。 チュクルジュマの狭い空でも真っ青です。今年はわが家の上の階でも蔦が繁茂中。 家中で一番猫にやられてふんづぐんづ(滅茶苦茶)だったソファの周囲もやっと回復 生活支援物資は「お母さん、バイラムだから久々にお友達を呼んで和食女子会やれば」 と、かなり多めに持って来てくれたようです。無芸大食の母を持つ子供は苦労する さきほど、朝、人々を起こしに来るダヴルジュ(太鼓叩き屋)が、寄付金集めに 大挙してやってきました。通りで雷のような音を立てているので驚いた家の猫達 このアパルトマンでも上の階も下の階も、バイラムだから昨日の朝からもう家にはいなかった。夜中まで遠慮なく掃除の出来る絶好のシチュエーションなのだが、今夜はホテル泊というので、えい、もうチマチマ身を粉にして掃除をするのはやめた! 娘公認で怠けてしまおう、と思いながら、それでもなお掃除機を手にしたり、ぞうきんを絞ったり、その途中で猫の砂を掬ったり、けっこう、怠けられずにいる私。 いよいよオンタイムのブログがアップ出来る、と思っていたら、娘から電話があり、いまタクシーで市内に向かっている、ホテルに荷物を預けて、2人で日本への土産品を買いに出るので、4時頃自分だけ家に戻ります、という。 わあっ、もっと時間に余裕が出来た、じゃあ、寝室もあと少しは片付けられそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年06月25日 20時46分18秒
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