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madamkaseのトルコ行進曲

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2017年07月01日
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カテゴリ:食べ物シリーズ


【7月1日・土曜日】


 2017年の前半6ヵ月は、私の目には瞬く間に過ぎてしまったかのように、もう7月が始まってしまった。7月と言えば日本では山開きだの、海開きだのという行事も各地で催され、もう、真夏ということである。

 うちのサロンの温度計が朝の10時頃にはもう、33℃という目盛に達していた。窓が開け放してある台所の温度計ですら34℃もある。全くの無風状態、この暑さをトルコ語では、
「kavurcu sicakligi(カヴルジュ・スジャックルウ)」という。フライパンで物を炒めているような暑さを言い、むしろ熱さと書いた方がふさわしい。

 バイラムの最終日(6月27日)にウスキュダルで魚料理をご馳走してくれた美保子さんが、以前長く勤めた古巣のエミニョニュに来ているのが分かったので、よかったら家で冷麦でも茹でてお昼一緒にしませんかと誘ったら、熱中症になりそうな空の下、はるばるおつまみとジュースを土産にわが家まで来てくれた。

 この家で一緒に食事をするなど、おそらくもう、1年ぶり以上になる。先日うちの娘V子が、以前のように友人達と一緒に和食パーティが出来るように、とたくさん持って来てくれた食品やラーメン類などは、日本人向けなのでイスラーム教に改宗している美保子さんには、食べてはいけないラードや酵母や酵素入り製品が多いため、冷麦のつゆは私が作り、麺は充分冷やして気分だけでも涼しげに仕上げた。

hiyamugi1  
掃除の途中だったので、料理を終わってスカーフを取ったら白髪頭がばれちゃった。

hiyamugi2  
美保子さんが椅子に乗って上から写してくれました。トッピングには杏とキュウリとカニカマ、
薬味には長芋の千六本、ミョウガとわけぎのみじん切り、トルコで柚子胡椒ってお洒落でしょ。

hiyamugi 3  
丼の中の冷たい水に氷で冷やした冷麦を浮かべました。既製品のつゆには
ハラーム(タブー)の食材も入っているので私が事前に作っておきました。
本日、ボケないで写っていたのはたった1枚、これだけでした。



 家には一応扇風機がある。10年以上前に買ったものである。私は夏でもほとんど使わないので、今は古びてきたが、それを回しながら夕方まで、美保子さんとあれこれ四方山話で盛り上がった。

 古くてもさすがに扇風機、回せばこの蒸し暑さも我慢出来る。幸い猫達も毛皮を脱ぎたいほどの暑さに参っていて、あちらこちらで長く伸びているのでおとなしい。


 話が怒鳴り込み女のことになると、トルコ人のことは私以上に詳しい美保子さんが断然話のイニシアティブを握る。ほ~ら、だから言ったでしょう、という顔になった。

「いつも人の世話はもうやめる、もうやめると言いながら何年経ちました? 今度こそ本当にやめるときですよ。しょっちゅうこんな目に遭っているのにまだ懲りないんだから、加瀬さんたら」

「懲りてないわけじゃないのよ、でもまた頼まれると嫌と言えずになんだかんだと手伝ってしまうのよ、いつの間にか」

 美保子さんや幾人かの友人は「加瀬さん、駄目よ。加瀬さんは親切心でやってあげても、中には利用するだけのつもりで近づいて来る人もいるんだから、よくよく用心しないと」と、常に私に警告してくれる。

 老いては子に従えの諺どおり、私も若い人からの忠告には耳を傾けよう。



 6時を回った頃、美保子さんが立ち上がった。
「さ~あ、うちのボリスも散歩に連れて行けと言うでしょうから、そろそろお暇しますね~」

 まだ日は高いが、いくらか木々の枝がそよぐようになり、やや涼しくなってきた。台所でどんぶりや皿小鉢を手早く洗い、荷物を持って美保子さんは出て行った。

 暑い中を来てくれてありがとう、美保子さん。






   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




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Last updated  2017年07月10日 11時31分21秒
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