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madamkaseのトルコ行進曲

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2017年07月14日
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カテゴリ:メフテル軍楽隊


【7月14日・金曜日】


 メフテル軍楽隊のボルゼン(トランペット奏者)、Umit Demir ウミット・デミルさんが6月の転属命令で、マラティヤ県に配転となった。メフテル軍楽隊は陸・海・空の三軍の軍人と、シヴィル・メムルという文民職員によって構成されているので、軍人の場合人員の入れ替わりは毎年あり、その他定年退職する人もあれば、軍籍を離れてほかの仕事に就く人もいるのだから、シヴィル・メムル以外は人事異動がごく当たり前のことなのだった。

 それでもやっぱりこちら、メフテル軍楽隊ファンからすれば、見なれた人、親しくした人と会えなくなると言うのは寂しいことである。ウミットさんは日本大好きの人なので、2015年6月に日本に行ってからなお一層、日本に興味を持ち、表参道のパレードで知り合った後、日本から訪ねてきたメフテル・ファンの人々を、自宅に招待して奥さんの手料理でもてなしたりしたこともある。

 ウミットさんには今年1月2日、2人目の坊やが誕生、お兄ちゃんもまだ学齢に達していなかった。赤ちゃんは生まれたばかりで心臓に重い疾患が発見され、赤ちゃんの手術と2ヵ月にも渡る入院で、家と病院を往復する毎日に働き者の奥さんも疲れ果てた。それでも赤ちゃんは、夫妻やこれを知った人々の祈りも届き、お医者さん達も奇跡だと驚くほどの快復ぶりで、無事に退院することが出来た。

 ウミットさんは奥さんと2人の坊やのために、東地中海最大の島、キプロス島の北キプロス・トルコ共和国への転属を願い出たのだった。あいにく、常春の島キプロスへの願いは叶わなかったが、アンズの生産高トルコ随一と言うマラティヤへ転属となった。家族に地方の街で静かな暮らしをさせたい、というのが父親としての彼の願いで、自然の豊かなマラティヤで子供達を育てることになったのだった。

 彼はまだ36~7歳だが、定年が近づく頃には生まれ故郷のトラキア(トルコがギリシャやブルガリアと境を接する西部の地域)近辺の勤務に就けたら理想です、と言う。


 私が1994年の7月、メフテル軍楽隊と同じ飛行機で成田に行き、12時間の長い旅路を、まだ習い始めたばかりのたどたどしいトルコ語ながらも、チェヴゲンと呼ばれるコーラス隊の皆さんの席で、入れ替わり立ち替わりほかのパートの隊員の皆さんもやってきて、日本についていろいろなことを聞くので、相手をしているうちに、トルコ語の会話にかなり慣れてきた、と言う話をしたら、そんなに昔からみんなとお知り合いだったんですか、とウミットさんが驚いた。

 彼はもともと、日本が好きで、イスタンブールの和食レストランにもときどき行って、日本酒をたしなみ寿司を食べていたほどだったのが、2015年6月、エルトゥールル号遭難125周年の追悼式典への招待で、遠征の一員となって行った日本で、生魚は食べられない人ばかりの中、彼だけは千載一遇のチャンス、と日本食を喜んで食べたらしい。

 串本から特急で新大阪に、そのあと新幹線で東京に移動、すみだトリフォニー・ホールで演奏、翌日は表参道でパレードのあと、浅草の観音様に赤や紺の制服のままでバスに乗り移動、そのまま自由行動を許され、浅草寺の境内や仲見世などを見物していたら、トルコを知らない人ですら、あの赤い制服で大勢の外国人がぶらぶら歩きをしているので興味を引かれ、記念撮影を頼まれたり、それに応じてFacebook友達になったり、などなどたいそう面白おかしく語ってくれた。

 今日は私も朝から、いろいろな用事があって、今度サーバーとして契約を結んだTTNET(テーテーネット)と、以前のSuperonlineとの間に、いろいろな問題が発生し、まり子さんにも同行して貰ったが埒が明かず、そのあとはまり子さんの抱えている問題に私が応援に行って、3時過ぎに一旦家に戻って猫達に早めに餌を配り、5時の約束でウミットさんとタキシム広場で待ち合わせ、すぐそばのトゥルンジュ・パンパンでビールを飲みながら語り合うことにしたのだった。

umit
メフテル軍楽隊の今年発売されたCDで、各パートと歌詞の書かれた冊子の中に、
ボルゼンバシュ(トランペットのリーダー)として赤い服を着たウミットさん

2li  
せっかくツー・ショット撮って貰ったのですが、私のカメラが悪かったみたいです。 泣き笑い

umit2  
これでしばらくお別れです。私が元気なうちにまた近くに転勤してね。




 8時過ぎには日本から電話をして来る予定の人があったので、ウミットさんと名残惜しいが8時少し過ぎに別れ、帰宅したのだった。

 その電話は結局10時過ぎ頃かかって来て、相当複雑な案件なので相手の話を聞きながら受け答えしていたが、午前2時頃、私が日中歩き回った疲れや、連日の寝不足がさらに重なり、しかも夕方から飲んだ2杯のビールの効き目もあって、話しながら携帯を2度も膝の上に取り落とし、相手が淡々と語るのが子守唄のように聞こえて居眠りが出てしまったに違いない。

 とうとう2時を過ぎた。我慢出来ないほどとにかく眠い。他人様のことで毎晩のように夜中に通話するので閉口し、もう7月15日に日付も変わり、去年のクーデター未遂事件の1周年、政府は大々的に記念追悼行事を計画しているので、危険だから当日は外に出ないようにと、総領事館から注意報も届いているし、もう寝ないと自分が病気になってしまいそうで、この話はまたあとでお願いします、とついに相手に詫びて電話を切り、ベッドに横たわったのだった。

 で、また5時半頃には起きるのだから、寝たとも言えない。ああ、一度でいいから一日中、ただただ、寝ていたいものだ。








   かに座さそり座いて座
かに座さそり座いて座



madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房)




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Last updated  2017年07月24日 17時45分08秒
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