☆ フィギュアスケート GPファイナル ☆
~女子シングル編~
ロシアで行われたGPシリーズのファイナル!!
終わってみればサプライズの結果となっておりました。
優勝をさらったのはシニア初参戦のキム・ヨナ選手!!
昨年の真央ちゃんのようですね・・・
SPから抜群の安定感で3位につけていましたが、
フリーでもミスを最小限に押さえ、腰の痛みに耐えながらも見事な優勝だったと思います。
キム選手は手と腕の動きがとっても素晴らしい♪
そして顔の表情にも気を配っていて、とても16歳とは思えない表現力。
これに課題のステップ、体力が加わったとしたら・・・天下無敵になりそうですw
にしても、ライバルがいるというのは幸せな事!
真央ちゃんと共に、今後の活躍が最も楽しみな選手です♪
ただ・・・ちょっと身体の線が細すぎかな?
ケガに泣かされそうな・・・?そんな予感もあったり・・・(汗;
2位には日本から出場の浅田真央選手!!
SPでは素晴らしい演技を見せ、PBに迫るダントツのトップでしたが・・・
最初のトリプル・アクセルで転倒してしまい、その後のコンビネーション・ジャンプやルッツでも失敗が相次ぎ、
まさかのフリー4位・・・(涙)
総合で2位に入ったものの、世界ジュニアと同じような結果となってしまいました。
終始、表情が固くて暗かったのが気になりました。
ジャンプ前のモーションでも、不安がちに感じたし・・・
ただ、今シーズンはこれで終わりではないのです!
日本人で最高上位・メダル獲得の条件をクリアしましたので、
全日本選手権に出場さえすれば、世界選手権への出場の推薦を獲得する事が出来ます!
真央ちゃんも、まだ16歳のこれからの選手。
この悔しさをバネに、更なる成長を期待しています♪
今回も技術点は下がってしまいましたが、演技・構成点がそれ程響いていなかったのにビックリ!
それだけ世界のジャッジも彼女の演技に魅せられているという事ですねw
3位はスイスのサラ・マイヤー選手!
こりゃまたサプライズな結果となりました。
マイヤー選手は、昨年からのスコアと比べるとすごく成長した選手だと思います。
昨年のGPでの得点を見ると140点台だったので・・・。
ただ、スピン、スピンと騒いでいるけれど、そんなに飛び抜けて上手くはないような気が・・・?
技のバランスが取れてるという印象があり、得意技がある訳でもなく、苦手な技がある訳でもなく・・・。
基礎がきちんと出来てるような感じ。
表現力がもっと円熟さを増せば、脅威な存在となるでしょう!
4位には村主章江選手が入りました。
SP5位と出遅れましたが、フリーで挽回・・・というか、上位選手の脱落というか・・・。
今シーズンのSPには、あの名曲『ボレロ』に挑戦している村主選手ですが・・・。
どうも彼女には合っていないような気がしています。
伝説のアイスダンス・ペア、トーヴィル・ディーン組のフリー芸術点がオール満点というのが有名ですが、
(アレを子供の頃にTVで見た時は圧倒され、今でも心に残っている数少ない演技です)
そもそもボレロという曲は、モダン・バレエにおいて重圧感のある躍動と緊張感が漂う踊りで、
殆どは男性が表現しています。
シングルスではロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手がチャレンジしており、それはもう素晴らしい出来でした。
なので、どうしてもその印象が強く、村主選手のボレロが物足りなくなってしまうのです。
身体の硬さや線の細さが浮き彫りになり、中途半端な演技にしか見えない・・・。
彼女のベートーヴェンやラフマニノフ等のピアノ協奏曲の演技が大好きなので、更にそう感じてしまうのかもしれません。
確かにイメージチェンジを図ることは冒険ですし、今までのイメージが覆される訳ですから、相当の覚悟がないと臨めません。
アイスショーとかで魅せるのであれば、この先何年か費やしてモノにしていけばいいのですが、
アマとして公式試合向けではない・・・と思ってます。
ファンが受ける印象とジャッジが受ける印象が違うという得点から見える現実。
キツイ言い方かもしれませんが、今のボレロでは上位には望めそうにないです・・・(涙)
もし、来シーズンもこのボレロで挑戦するのならば・・・
それこそ彼女の本気に期待し、技術を表現力でカバー出来る事でしょう!!!
もっともっと滑り込んだ彼女の演技を楽しみにしたいです♪
5位にはまさかの安藤美姫選手。
一体、何が彼女を襲ったのかっ???
SPでは満足のいく演技ではなかったとはいえ、PBを更新しました。
フリーもこの勢いで!!!と期待されましたが、ジャンプが悉く決まらずフリーでは最下位。
ただ、彼女の演技後のインタビューでの受け答えに、去年とは違う成長振りが見えました。
あの前向きな姿勢に拍手を送りたいです!!!
体調も良くなかったようで、ジャンプの感覚が狂ったまま終わってしまった感じでしたが、
それでも最期まで滑りきった彼女の力強さを信じたいと思っています。
全日本ではスッキリした笑顔を見せてもらいたいです♪
6位はユリア・シェベスチェン選手。
これは予想通りというか、何というか・・・
"東欧の伊藤みどり"のキャッチフレーズには笑っちゃいましたw
確かに雰囲気とか似てるかも?(笑)
ただ、今のスケート界ではジャンプだけでは勝てないので、
表現力がついてミスが無ければ怖い存在になりそうです。
NHK杯で騒ぎすぎたマスコミを黙らせたような結果でしたけれど、
この経験も大切な一つして選手たちを見守って欲しいと願っています。
ロシアには魔物が棲んでいる・・・
まさにそんな感じw
ロシアの怨霊が日本選手団に襲い掛かっていたような・・・ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
今年の全日本はクリスマス後に行われるので、少しでも調子を取り戻して
ハイレベルな争いになってくれる事ように祈っています♪