☆ フィギュアスケート GPシリーズ第6戦 ☆
~NHK杯(日本 長野)~
女子シングル編
GPシリーズもいよいよ最終戦!!!
男女とも大注目の大会が幕を開けました。
女子シングルは、イタリアのカロリナ・コストナー選手が欠場し
事実上日本の選手の三つ巴争い・・・・・
日本からは村主選手、中野選手、浅田真央選手の3人が出場。
SPではスピンのミスが響いた、中野選手が3位。
無難にまとめあげるも、イマイチ点が伸びない村主選手が2位。
トリプル・ルッツで軸が斜めになるも、着氷を踏ん張って観客を魅了した真央ちゃんがトップ!
高得点を見れば一目瞭然なのですが、私もあのSP『ノクターン』は
女子シングルで見てきた中で、一番最高のプログラムだと思っています。
まだあどけない表情の中にも、上品でしっとりとした演技、
見るものを惹きつけて止まない・・・そんな構成に仕上がってます。
あれでもっと滑り込んで、トリプル・アクセルなんか入れちゃったらもう・・・
痺れて倒れちゃうかも・・・?(笑)
4位以下の選手が気の毒なくらい、力の差が歴然と感じられたSP。
日本の表彰台独占は確実視されたフリーの結果は・・・?
最初に登場したのは村主選手。
今期のフリーのプログラムは『ボーカル』入りという大冒険をトライしましたが、
やはり技術面では、これが限界なのか・・・・・;
演技・構成点でも、7点台止まり。
(確か昨シーズンの方が評価が良かったような気が?w)
中野選手は冒頭のトリプル・アクセルに失敗。
他にもミスがあり、中国大会より点は上がったものの、
本人も不本意な成績と感じたのか、憮然とした表情がそれを物語っていた。
やはりディフェンディング・チャンピオンとしてのプレッシャーや意地があったのだろうか?
どうも、今期の彼女のスケーティングには、昨年の勢いが感じられない。
何かにこだわりすぎていて、カチカチになっているような・・・
自由な伸びのあるスケーティングが実を潜めたままになってしまっている。
結局、村主選手を超えられず、ここまでの順位は1位村主・2位中野。
そして浅田真央選手登場!!!
なんか・・・取巻くオーラが違うよ・・・(笑)
曲は『チャルダッシュ』。
バイオリンの音が奏でる柔らかな曲調だが、ハッキリとした盛り上げもなく
16歳が表現するには、かなり難しい曲だ。
アメリカ大会ではジャンプのミスが続いて散々な結果となってしまったのだが・・・
この日の彼女はどこか違っていた・・・・・。
冒頭のトリプル・アクセルも廻りきり、着氷こそステップ・アウトしてしまったが、
その後のダブル・アクセルからトリプルへのコンビネーションも軽々決め、
ジャンプに関しては全て成功。
心配していたスピンの軸も安定し、美しく見えた。
欲を言えば、もう少しスピンの回転速度と全体のスピードが上がれば文句ないのだがw
短時間で、これだけ調整が出来れば花まるをあげたい!!!
終わった後の彼女の笑顔は、ほんとうに可愛かった・・・♪
もちろん真央ちゃんはこの日、表彰台の頂上に立った。
しかも女子シングル歴代最高点で!!!
(本人もビックリしてたのが更に可愛かったよ・・・w)
まだまだこの日の演技に満足はしてなかったようなので、完璧に滑ったら何点出るんだ?w
210点くらいはいっちゃうのかな・・・?
(ひえ~~~っw 男子並みの得点だわっww)
最終結果は見事に日本人選手が表彰台を独占♪
優勝: 浅田真央 199.52
2位: 村主章江 179.31
3位: 中野友加里 160.93
得点だけを比較すれば浅田真央選手の圧勝!という結果。
意外なのが演技・構成点も海外のジャッジからは高評価を得ているという点。
まだ16歳なのに~~~っ!!!
それだけ伝わってくるものが他の選手とは別格・・・と思わずにはいられない。
彼女の魅力はまだ開花したばかり。
技術をそのまま維持していくのは難しいだろうが、表現力に更なる磨きがかれば・・・
廻りの雑言などに左右されず、自由にのびのびと滑って欲しいと願っている。
ただ、今後のNHK杯に心配事が一つ・・・。
日本の選手が有力になればなるほど、海外の主力選手のエントリーが
無くなっていきそうで・・・・・(涙)
ファイナル進出を目指している選手は、もう出たくなさそうw
何にせよ、上位3名だけが見せ所だった女子のシングルでした!!!
(ちょっと寂しいかもw)