山口のきのこ媛よりかわうその酒。

2011年10月31日

　この秋、信濃ではとても充実した時間を共有した山口のきのこ媛・あき女さんより山口にもあるという吟醸「獺祭」が贈られてきた。だっさいと読み、七十二候の一つで雨水の節の第一候。2月19日～23日の期間をそう呼び習わし、獺魚を祭る、あるいはおその祭りと言い俳句では初春の頃の季語になっている。かわうそは獲った魚を岸に並べておくと言われ、祖先を祭っているかのように見えたことから来た季語である。

獺の祭見て来よ瀬田の奥　　　芭蕉

茶器どもを獺の祭の並べ方　　子規

　山口名物は外郎だけだと思いきや、とてもうれしい便りで、何かおいしい肴を選んで今夜いただこうと思う。その味わいのほどはまたここで。

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最終更新日 2011年10月31日 17時29分46秒
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