元出雲

2022年09月07日

　亀岡行者山の帰路、元出雲神社にも立ち寄ってみた。出雲大社の千家一族の本家か分家は定かならねど、元祖か二番手を競っているらしい。島根の出雲大社も亀岡の元出雲神社も、社家は出雲国造家の裔だが、どちらの神社も全体にたたずまいが自然体でなくつくられた感じが濃厚で私から見ると、伊勢同様にパワースポットとしては雰囲気満点であるが、歴史の重みは感じられない。それはもちろん私個人の好みからくる意見であるが。
　島根も亀岡もオオクニヌシの神社としてとてもすばらしいオーラを発しているのは間違いないが、我が国の建国の根幹にかかわる出雲という思想を示す場所としてはいささか物足りないのだ。

　亀岡の元出雲は、こうした後からおかれたような磐座が方々にちりばめられており、それがわたしの心をなんとも萎えさせるのだ。
　目下古代史における出雲という勢力について、これまで以上に深く関わり、従来から抱いていた考えを大きく改めはじめているところなのでなおさらのことのようだ。
　いずれ古代史の出雲や敦賀について私の考えをすっきりまとめてみたいと考えている

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最終更新日 2022年09月07日 17時25分08秒
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