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カテゴリ:きのこの文化誌・博物誌
MY NEW FRIENDS 2013 暖かい朝の雨、ここのところうれしい兆しが方々に。朝の道でジョウビタキがご挨拶。お蔭で職場に遅刻しそうになりました。また、マンションでは、越冬したのか早春に誕生したのか、蛾の仲間が待ち伏せ。他方、真摯な若い人たちの自発的な動きが感じられるのも春ならではのこと。母親の見舞いの帰路、赤い十六夜月が東の空低く昇り始めるのに出あい、啓蟄も近いと唐突に思い出しました。明日の「夜の顔脱俳句会」が終わればいよいよ2月尽。春よ来い来い早く来い。 ムックきのこのガッキ―ちゃんは、龍樹の「空」論を座右の銘にし始めたとか。「色即是空、空即是色」を切実に看取できる生きものは人ときのこだけ。世代を超えた何とも不思議な縁を感じます。ガッキ―ちゃんのために、ここで近々大乗仏教と釈尊の僕の偽らざる心情をおさらいのつもりで載せておきますので、また覗いてくださいませ。 仏教の教えはラッキョウの皮をむくようなもので、釈尊の教えはおよそ現今のご利益宗教とはほど遠い、ヨガに近いものです。それを僕は「色即是空」をそっくりそのまま体現するきのこを通して文化として形にしたい。 大乗の教えは大きな矛盾をはらんでいますが、その根本的な思想が「空」です。唯識にはじまり、法華経、華厳経という思想の展開を辿る心の旅を始めましょう。僕の脱宗教とは、安易な救済や現世利益をあらかじめ否定し、救済を至上目的とした宗教に拠らず、真の魂のやすらぎ、いのちの輝きを追求する「空即是空!?」「色即是色!?」の世界を文化の力でたぐり寄せることにあります。「空」の思想はそんな最初の一歩ですので、絶えず立ち帰っては巣立つ折り返し点のようなもの。どうぞ、その初心を大切に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月27日 22時21分18秒
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