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カテゴリ:島なみクラブ
夜の顔不思議な俳句会のメンバーで貝・化石の専門家のOさん(号・蝸牛=かぎゅう、かたつむりのこと)が、身辺整理をしていると出てきたという私と同名の貝を持参し、これ「非・扇」ですがどうぞ、といってプレゼントしてくれました。 さすが私に似ず見事な美しい二枚貝で、感激しました。 春月にヒオウギガイの口開くあぶく幾筋 マダラ 読み(しゅんげつにひおうぎがいのくちひらくあぶくいくすじ) そのとき、この貝が春の夜の月の光がそこはかとなく感じられる海中の磯で口を開いている様子が目に浮かび、とっさにきのこポエムが浮かびましたが、さすが俳句会の席とは言え、キザに聞こえるとつらいものがありますので、ツバと一緒に呑み込みました。その時もらった司馬遼太郎の秦氏に言及した作品の感想とともに、近いうちに礼状でも書きましょう。 ヒオウギガイ(緋扇貝)Chlamys nobilis 殻高(かっこう)10cm 。房総半島以南の水深10m位の岩に足糸(そくし)でつく。規則的な放射肋(ほうしゃろく)は約20本。その上の鱗状突起はきわめて密。色彩は個体変異に富み美しい。軟体生物・二枚貝綱、イタヤガイ科。 (山渓フィールドガイド8より)
この夕べはS画伯からも『蕪村と應挙』内田園生 著をいただき、帰りの車中で読み切りましたが、絵画史、とくにセザンヌの研究家で、蕪村・応挙の画風について論じたものでとても参考になりました。これからもしばしばひもといて蕪村模様の織物の横糸にしたいとおもっています。 以前このブログに「近所付き合いをしていた応挙との距離感もまだ曖昧なところがある」と書いたことを覚えてくれていて、古書店巡りの折に思い出し、買い求めてくれたのです。しみじみ「持つべきものは友達だね」と思ったことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月27日 18時32分35秒
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