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カテゴリ:きのこの文化誌・博物誌
吉備の中山は全山磐座だらけで吉備津彦神社をスタートして山中の登り降りしながら数々の磐座や古墳群を巡り吉備津神社へと至る道中は痛快そのもの。 ここの磐座はごらんのように石英の結晶が走るものや鳥の足跡のような細かい亀裂がびっしり刻まれていて、何か暗号めいていて面白い。
また、磐座に混じって無数の古墳群が散見されるが、それらの一部の石棺の蓋に、高砂の竜山石が用いられていることも興味深い。石材で飛鳥と吉備そして加古川がつながっていることの意味を心の奥で温めておこう。 この日の足跡。 吉備線備前一之宮駅ホーム(石舟古墳の石棺の蓋・竜山石の展示)→山神二面石仏→吉備津彦神社→藤原成親供養塔と塔下古墳→龍神谷→龍王山登り口→本宮磐座→天柱岩→龍王山頂上(170m)→八大龍王と経塚→龍王山登り口→夫婦岩→お休み岩→環状石籬→ダイボーの足跡(人口池跡)→八畳岩古墳と八畳岩→鏡岩と石柱群→穴観音→中山茶臼山古墳→石舟古墳と石舟古墳群→吉備桜→八徳寺→平安桜→三十三観音像→黒住教本部駐車場脇より下る→矢藤治山古墳跡地→庚申池→庚申堂(帝釈天と藁の龍)→大覚僧正塔→正法寺→吉備津神社(備中一之宮)→福田海本部の不動岩と鼻ぐり塚→吉備津駅 この間は晴天で午後よりは日差しも明るく暗くなって岡山へ出た頃からハラハラと雨が降り始め、皆既月食の天空のドラマが始まってから終わるまでの20分余りの間だけ降ると止んでしまいました。 今回の磐座順礼の旅は、達成感もあって、帰途の列車ではとっぷりと爆睡してしまいました。僕にとっての転換点となるこの日の山旅は以前からずっと心待ちにしていたもので、いよいよ何かが音を立てて動き始めたように感じています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月07日 22時41分11秒
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