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カテゴリ:お番茶タイム
「ちいさな秋みつけた」といった歌謡曲のリフさながらにGallery Out of Placeの町家長屋の隣棟には、表題の「珈琲と手づくり菓子」が評判のお店があると言うので覗いてみました。 近年、コーヒー文化にも大いにはまってしまった僕にはうれしい自家焙煎のブレンド珈琲は想像以上にうまいもので、きれいな奥さま手作りのベリー入りチーズケーキがよく似合っていました。 このパビリオンは、アンティーク絵本も並んでいて、そんな中にロシアの「子供たちのカーニバル衣裳」というタイトルのソビエト時代の裁縫本が並んでいて、その中にはベニテングダケを模したコスチュームの裁縫マニュアルもあり、ずいぶんと楽しめました。
しかし、ぼくのまわりにはこんな心優しいけなげな人達がわんさか集まってきていますので、この人たちが末永く安心して生きて行ける世の中とはどんなものなのだろうと思わずにはいられません。
このなつかしい路次を出て、茜色に染まる空の下を三条通りから奈良町の開化天皇陵、漢国神社、率川神社ほか、折に触れ訪ねてきた数か所の街中の聖地を巡り暗くなるまでぶらり散歩しましたが、いろいろと考えさせられる夕べでした。
絵本とコーヒーのパビリオンは、 奈良市今辻子町32-5 電話0742-26-5199 pavilion-b.com Gallery Out of Placeは、 奈良市今辻子町32-2 電話FAX0742-26-1001 outofplace.jp 近鉄奈良駅下車。7番出口を出て大宮通りを西へ今辻子(いまずし)交差点を南へ入り川本病院脇の路次奥にあります。画廊、パビリオンとも週の後半、木~日・祝の正午から19時のみ営業ですので、訪ねる際にはちょっと頭の片隅に入れておきましょう。
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最終更新日
2015年09月22日 12時21分16秒
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