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カテゴリ:お番茶タイム
槍屋町(やりやまち)1丁目から谷町筋方面を望む小さな教会のある交差点。このあたりが西鶴終焉の地と思い探していたが、意外にも谷町3-2の歩道脇にあることがわかり、谷町筋へもどって探す。 この道をまっすぐ東へ辿ると南北に走る谷町筋にぶつかり、それをさらに東へすこし歩くと大阪城と難波宮跡へ出ます。
西鶴終焉の地に比定されている谷町3丁目交差点やや南の2番地の歩道脇にある記念碑。ここだと大阪城大手門筋のはずれにあたるので、おそらく公地が確保できなかったのでやむなくここに設置したものと思われます。隠居地だと言われますので、当時は城下といっても淋しいところだったようなので、このあたりであっても不思議ではありません。西山宗因は天満の天神さんで連歌の宗匠として赴任、そのかたわらで俳諧の革新に着手しました。この地は、その天満宮からも歩いて3~40分の距離なので、意外に至近距離で活動していたことが知られます。
西鶴碑を探し当てたところで、天満のはずれにあると聞いていて以前から気がかりだったコーヒー専門店「星霜」をついでに探していってきました。 それは、場所は大川べりの八軒屋船着き場跡の対岸、すなわち北側といったほうが分かりやすいところにありました。
シンプルなインテリアでアンティークがちりばめられた室内の奥で、若いオーナーさんが甲斐甲斐しく働いていました。
メニューは自家製カレーや自家製サンドウィッチ、またケーキなどもあり、丁度昼間近で心動かされましたが、珈琲そのものを味わいたかったので、店でNo.3コーヒー(ブラジルとマンデリンのブレンド)と名づけられたコーヒーを注文し、トーストで味わいました。半分喰っちゃって写真を撮るのを思いだし、パチリ。
マスターはここで出しているコーヒーはパンチの利いた重厚な味わいのものが多いのですがお客さんの希望になるだけ添ったブレンドのものをお選びしていますとのこと。 僕は浅煎りが好きでスターバックスの珈琲など苦いだけのものであまりいただけませんということでNo.2より少し個性的なNo.3に落ち着いたのです。 「聞きしにまさるスカッとした味わいで満足だ」と言うと、余分に作りましたのでといってもう1杯そそいでくれました。お蔭でブラック、シュガーを加えて、そしてクリームも加え、それぞれの味の奥行きを確かめ、1杯の珈琲を3倍たのしむことができました。 オーナーも僕もお互いにとても気に入りましたのでまた近々仕事の無いときにゆっくり来ますといって別れたことです。 江戸情緒を楽しむ大阪は、少しの時間の合い間に訪ねることができるので僕には楽しいかぎりです。おまけにこんな楽しみも随所にころがっていますのでね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年11月14日 20時56分46秒
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