夢みるきのこ

　ムックきのこクラブは、グループきのこ星雲にはじまり、J-FAS日本キノコ協会を経て、ムックきのこクラブとめくるめく螺旋世界を旋回してきました。

　いよいよきのこたちと長年つづけてきた対話の中から、地球生命圏のあらゆるいのちの営みが、きのこ・かび・酵母などの真菌類の活動なしには成り立たないことが明らかになってきました。

　J-FAS日本キノコ協会はその真菌類の目覚ましい活動をアマチュアならではの持ち味を活かしてアートやグルメとして紹介し、普及させていくために22年前に誕生させたのですが、時期尚早。

それは、一般の生活者は言うまでもなく、きのこファンにさえ未知の領域で、生物世界におけるきのこのきわめて特異な存在様式(ヘテロとはその在り方)すら理解の外にありました。

　しかし、僕がきのこに目覚めて30年。いよいよ、語るに足る人達もさまざまな場面で活動を広げてきています。

　真菌類の平和的な利用を積極的に推し進めることで、アマチュアでも地球に貢献できるという協会の初心を実現していく端緒をこのきのこ旅の過程でようやくつかみえた思いがしています。

　その最初の一歩を来春よりスタートさせ、未知への旅の足跡をキチンとしるしていきたいと思っています。

「きのこをメジャーに」第2弾のはじまりはじまり!!。

　ナツキくんの「旅ねす」の最新ガイドに、私たちの4年にわたる「聖トポロジーのきのこの旅」の掉尾を飾る記事を以下のタイトルで掲載いたしましたので会員の皆さまはぜひお立ち寄りいただき、クラブの活動としては具体的には2012年春の法隆寺からはじまった、ムックきのこクラブの旅を振り返りつつ、新しい年の新しい言葉をそれぞれがつかみとっていだきたいと願っています。

★お水取りのルーツ・島ケ原正月堂の秘密に触れる旅　

<明日を生きる人間の智慧が込められた島ケ原時間を体感する旅>　　

　http://guide.travel.co.jp/article/14221/

★招魂社の原形・霊山護国神社と二年坂・八坂通

<慰霊というものの意味とあり方を問うトポスを訪ねる旅>　

　http://guide.travel.co.jp/article/13542/

　それと共にこの4年間の間に、連れだって、はたまた単独で訪れた聖地・磐座・神社・仏閣・山旅・グルメなど、固有の季節の中で見聞きし心に刻んだ旅の印象を、夜の顔のきのこポエム24音詩とは別個のものとして17音詩でまとめる試みをはじめましょう。

　もちろん24音詩でもOK。きのこポエム24音詩は伝統俳句の腐れ縁とは別のものであるとの自覚がありさえすれば、形はどうでもよいのですから。