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カテゴリ:ムックきのこクラブ
ムックきのこクラブ納め会は有馬三山から水無川。有馬温泉・出湯の道でまずはハイ・ポーズ。 ムックきのこクラブ険しさの極みの旅の総集編は総勢8名。まずは湯けむりを見下ろす妙見堂まで。
道中、次年度の干支にちなんでか、猿回しの芸を披露するひとコマも。 今年最後とあってきのこたちも熱烈歓迎。鍋を引っ提げてこなかったことが悔やまれる山旅となりました。
キシメジ Tricholoma flavovirens シモコシとの異同が取りざたされて久しい問題のきのこ。苦味のあるなしでの判断も今では過去のこととなりつつあります。が、いずれも松林によく発生する食用きのこで、今回は大勢で出迎えてくれました。
松林の冬の使者・フユヤマタケ Hygrophorus hypothejus f.pinetorum
ちょっとデブッチョですが、オウギタケ Gomphidius roseus
こちらがタイプに近いオウギタケです。
アミタケ Suillus bovinus 以上、松林の縁の下の力持ち的存在のきのこです。
高齢化時代を迎えているとはいえ、有馬三山には、比較的しっかりした松林が残っていました。
高野ほうき
ツガサルノコシカケ Fomitopsis pinocola 褐色腐れ菌の大物種。 ダンくんがんばれ。もうすこしでタッチ。
ヒトクチタケ Cryptoporus volvatus
マツオウジ Lentinus lepideus 学名の頭にNeoがついたりつかなかったりしますが、ツバがある種もみつかっており、盛夏のきのこがこのように冬に出ていたりもしますので、分類学者たちの議論はさておき、僕たちは冷静にLentinus lepideusで対応することにいたしましょう。
妙見堂は見事な堂塔で、基部が崩壊したようです。
本日の息抜き。休みの度に乾杯。オルニちんみのおつまみ。宮津のオイルサーディン、ウズラ卵のピータン、干しリンゴ。 お酒はユズワイン、ジン、江井島酒造のモルトウイスキー「あかし」、ビンは異なりますが、シーヴァス・リーガル12年もの、そして今年金賞をとった越後桜。
道中慰めてくれたつるりんどうの実
いよいよ旬のきのこも顔をのぞかせていました。四季おりおりの表情をみせますが、カンタケと呼ばれるように凍ての厳しいこれからが食べごろのヒラタケ Pleurotus octreatus
ハチノスタケ Polyporus alveolaris
異常気象のたまもの。アジサイの狂い咲き。
今回の山旅の最高峰・湯槽谷山801m。疲れ知らずの木歩ちゃんは弟の団くんと一日中飛び回っていました。
水があるのに水無川。
有馬温泉口駅を目指すころには細い上弦へ向かう月が。 急こう配、やせ尾根つづきの道中、度々アルコール補充をしながらなんとか無事、全員コースをたどり終えたところで、「実は今日のコースは、登山道ではなく町界尾根で一般の登山客の歩くところではありません」と告白。 かくして険しさいっぱい、楽しさ満杯の山旅は、静かに、そしてめでたく、幕をとじたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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