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カテゴリ:ムックきのこクラブ
マダラーノフの畏友・石田岩雄さんがきのこの調査をしていた彦根城にいつかご一緒しましょうと語り合っていたのももう10年も前のこと。生前、遂にその約束を果たすことができずじまいとなってしまった。
私個人としては、今回の旅は、今は亡き岩雄さんの踏査していた彦根城で面影を偲ぶ旅。そこここにベニタケ、シロホウライタケ、マグソヒトヨタケなどがちらほらと見え隠れし、天守への道は煙雨の中から現れた岩雄さんと同道しながらの旅に。
石田さんの奥さんは私が鮒ずしを好きなことを覚えていてくれて、この日に合わせて鮒ずしと小鮎の佃煮を贈ってくれたので、同行する仲間たちと食べようと、彦根まで里帰りさせて賞味することに。
石田岩雄さんの奥様が贈ってくれた鮒ずしと小鮎の佃煮
この日は、奥村彪生さんがウナギとカマスのすしをつくって持参してくれ、猿沢さんの加賀のへしこ、俊美さんの手作り味噌漬けカマンベールチーズも合わせて、太鼓門脇の売店でささやかな酒宴を。ささやかとは言いながら、10名の参加者には多すぎるお酒が並び、飲むほどに酔いがまわり、うれしい雨を良いことに、結局3時間余り売店の休憩所を独占して奥村彪生さんの発酵セミナー教室に早変わり。 じつに実のある話の数々を聞き出すことができました。
彪生さん手作りの隠し味が楽しめるウナギとカマスの鮓
城への途次、朝市で買い求めた淡海の美味をあつめた弁当
ワイン、マンゴー、酵母で醸した泡盛、発芽玄米の生酒<むすび>冠島神饌のお神酒などなど これらのお酒が雨のとばりで閉ざされた野外のにわか酒宴がはじまると、呑める人も呑めない人も一緒くたになって雰囲気で飲み続け、小一時間でなくなってしまいます。そのあとのほろ酔いトーク、本音トークが実に楽しいのだ。
酔ってからが本番の発酵セミナー 大いに語る彪生さん
城下の駅前道路では北国よさこい祭が展開 我が町に帰ってくると14番目の月が雲間から顔をのぞかせ、しばし月と語り合ったことです。「月のしずく3号」は、多少サプライズも伴って今月中にはそれぞれのお手許に。ムックきのこクラブの新しい門出となってほしいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月20日 21時39分34秒
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