|
カテゴリ:川西きのこクラブ
ボージョレ・ヌーボーが発売されるといつも一番に贈り届けてくれる伊丹の池田有里さんのおかげで今年も楽しむことができました。近頃はヌーボーも各酒造メーカーが競うように輸入していて、身近なところではセブン・イレブンの扱うサントリーが輸入元となるジョルジュ・デュブッフのヌーボーが一般的(こちらは川西きのこ納めの会で佐田さんが持参してくれたものを皆で試飲しましたがおいしかった)ですが、このヌーボーはCave de Bully産のもの(左)とピエール・ポネルさんのところで仕込まれたもの(右)で、彼女の知り合いの酒屋さん推薦のヌーボーらしく、やはり一味も二味も違います。まずいお酒はこの世に存在しないと言いますが、今年のボージョレは、私のポンコツの身体が更新する時期に当たったこともあり、格別にうまいものでした。 思わずうっとりオトメノカサ さて、川西きのこの納め会は昨年は雨の中、世話人の井上さんと佐田さんと私の3人だけでとてもしみじみと時雨の多田銀山界隈を散策しましたが、今年は青空。昨年と打って変わって大勢で井上さんも報われました。 スギエダタケ スギヒラタケ ジャリ池までの道は渓流に沿った杉林の中でとてもすがすがしい雰囲気。そんなしじまの中でオトメノカサとアクニオイタケ、トマヤタケとカキシメジ、スギエダタケを辿りながらの小一時間。そしてスギヒラタケの群生が見られました。カタツムリの大原さんに聞くとカタツムリも冬は土中深く潜って寒気を避けるらしく、今日はきのこ目になっています。 渓流近くには冬イチゴの群生がみられました。 スギ林を抜けたところで昼休止。澤山画伯が持参したギンバイカの果実酒をこの冬ざれた景色を眺めながらいただく。 ギンバイカとは梅に似た花をつけるヨーロッパ原産の低木の庭木らしくブルーぺリーのような実は苦いらしい。しかし、きれいな色に染まったおり、香りがなかったので梅酒で香りづけしたとのこと。大原さん手作りのミョウガ味噌も絶品でした。参考までにギンバイカのネットの写真を以下に。 昼めしの後は銀山への道途中でコガネタケの群生に巡りあいました。 銀山近くまで降りてくると陽気に誘われてモチツツジが花を着けていました。古くからのきのこ友達の田中義人さんが同行していましたので、かって銀山代官所跡のオーナーがその屋敷を会合などに使ってほしいと頼まれ、日本キノコ協会のセミナーハウスにすべく銀山の冬虫夏草やマツタケの出る尾根筋を探索した折の思い出を辿り、しばらく二人で荒れ果てた谷筋を遡行しました。 くちなしの実 さて、再び川西の人たちと合流した後は、上野村の静思館、上野素戔嗚神社の鋳鉄製の狛犬ともみじの参道脇のくちなしの実(写真上)を教えてもらい散策。 里山の風情が滲むなんということはない風景にそれぞれ無言のまま感動しつつ日生中央駅へと向かいます。 途中に見かけたアメリカセンダングサ(上)。ミヤマハナラッキョウ(下) 納めの会も終わり近くの日生中央駅手前の池で見かけた遠くバイカル湖あたりから飛来したホシハジロ(カモ)ちゃんたちの一群。 行く年くる年、変わらず旅を続けていますが、一人去り二人来て、この道草の人生は命あるかぎり続いていきます。さて次年度はどんな人たちと旅をするのかな?。今から楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年11月28日 15時46分58秒
コメント(0) | コメントを書く
[川西きのこクラブ] カテゴリの最新記事
|