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夢みるきのこ

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2018年02月06日
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 立春も過ぎ、いよいよ追い詰められた冬将軍がゲリラ的に猛攻をかける季節に突入。
 しかし、蝋梅は狼狽しながらも顔を出し、ツバキノキンカクチャワンタケはまだしも、日なたでは椿も必死で花を開いているだろう。そんな小さな春を探して、徒歩では奈良でも最高に不便な山寺に出向くことにする。ここを選んだ理由はただひとつ。京終(きょうばて)のさらに向こうの帯解(おびどけ)という艶な名をもつ寺のことがずっと気がかりだったからである。
 帯解寺はJR同名駅前なので問題ないが、せっかくかの地を訪ねるのだったらと持ち前の貧乏性を発揮して、かなり不便な天理市との境の弘仁寺とそこからさらに山深い正暦寺の二寺を制覇しようと思い立ちました。

 帯解寺で心の準備をし、駅からタクシーに分乗して最遠の地まで行き、そこから舞い戻ることにしますが、それでも延々と歩き続ける旅となりますのでちょっと覚悟の上お出ましください。

 ムックきのこの旅は行き当たりばったり、気の向くまま、足の向かうままの旅。下見をすれば旅の醍醐味の半分は失せてしまうので、集まった誰もがはじめて足を踏み入れる土地ばかり。参加者は苦労しますが、それでも生還できたときの喜びに優るものはなく、そんな旅を楽しむ人たちによって続けられてきました。しかし、道を間違えてブーイングがでないように、マダラのおっさんが必死のパッチでみんなの倍ほど駆け回ってルートを確かめていることでなんとか反乱も起こらずにきています。「途中離脱もOK」とうたっていますが、途中離脱するとそれこそ帰れなくなりますから一旦乗ってしまったらトコトン一緒に行動するしかない旅が多いのも事実でした。藪漕ぎしたり、40キロも歩き倒して暗くなってから辺鄙な単線鉄道駅に辿り着いたりとか。だから途中で休憩の度に盃を交わすのかもしれません。
 しかし、昔の人たちはそんな風に旅をしてきましたので、考えてみれば旅というものの本意を地で言っているだけのことかもしれませんね。
 そんなことですから、みだらマダラのおっさんがくたばるまで、そこそこちょっと背伸びの旅が続けられていくことでしょう。
 帯解寺は183cmの地蔵菩薩半跏像がご本尊。腹に結び紐がついていることから腹帯地蔵と呼ばれ、安産祈願のお地蔵さまということになってます。  
 いよいよ臨月間近い山ガール・ありんこちゃんのためにみんなで祈ってきましょう。

 今回、最遠の寺・正暦寺(しょうりゃくじ)の脇を流れる菩提仙川の清流はその珠のような水から日本酒が作られ日本酒発祥の地と言われています。 寺そのものは度々の兵火で焼失し、今は福寿院一院を残すのみらしいです。しかし、その先の山の上に本堂と鐘楼が残っているらしいのです。この鐘楼こそがマダラのお目当てでぇす。
 続いて天理市との境の虚空蔵山の山腹にある弘仁寺。本尊が空海とゆかりの深い虚空蔵菩薩というから、やはり行かねばならない寺のひとつなのでぇす。明星が落ちた霊山に嵯峨天皇が勅して建立したという由緒ある寺です。ここにも鐘楼はあるかな?!。それが問題です。
 さあ、もう行ったつもりになってきたらこの旅は成功です。
 この11日、建国記念日の日曜日、どうぞお出ましあれ。






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最終更新日  2018年02月06日 14時24分33秒
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