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カテゴリ:ムックきのこクラブ
神戸トアロードのアトリエ苺さんで開かれているきのこ展を覗いてきた。 「なぜ今、きのこだろう」という思いもあって、不思議な気持ちで訪ねたのだが、そこはきのこを知り染めて誰もが感じる初々しい熱情が感じられる作品で満たされていた。 作家の今別府祥子さんは不在だったが、学生時代に図書館でベニテングタケを見てこの世界にのめりこんでいったという。 私のきのこ初心の時代の感動がそのまま伝わってくる個展であった。 展示された作品群の中では、とりわけ、この黒地に白で描かれた絵画作品がきのこの本意を伝えていると感じて印象に残った。この作品あたりから今別府さんのきのこをめぐる新しい旅路が展けてくると思った。 それとこのテキスタイル風のプリント。きのこは陰陽図が示すような、らせん世界のシンボルであり、ヨーロッパ古層文化を代表するケルトの無限増殖を彷彿させるシンボルでもある。そんなきのこへの熱いまなざしから導き出された作家の無意識がここには見られた。 まだ若い作家さんだと聞くので、学生時代にきのこと出会ったしあわせは、歳を重ねていくにつれ実感されることと思う。この初心を忘れずにこれからの人生、歩みつづけてもらいたいと祈る。 月のしずくの近号をプレゼントしてきたので、またいつの日かムックきのこの旅でお会いできるのを楽しみにしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月25日 09時54分09秒
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