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カテゴリ:ムックきのこクラブ
長岡京から粟生の光明寺まで炎天下とぼとぼと歩いた甲斐あって盛夏のきのこたちと面談できたことは感謝あるのみ。昨日はシロハツモドキを紹介しましたので、今日はそのついでと言うことでベニタケ(Russula=ルッスラ)の仲間たちをご紹介。
クサイロハツ Russula aeruginea 極めてまれな緑色のベニタケで、パッと見にはアイタケ R.virescens かと思いましたが、傘がいささかもひび割れていないことで、しばらく悩みましたが、クサイロくんだと思い出しました。私たちはこのきのこと3年ほど前に台風直撃した奈良の宇陀に近い奥三輪の額井岳で20数年ぶりに出会ったきりで、今回で3度目となります。長岡で出会うとは思ってもみませんでしたのでなんとも言えずうれしかったです。 ドクベニタケ Russula emetica 6月の高槻で出会った見事な紅色のドクベニタケとはことなり、淡い紅色を呈しているが同種である。紅色のベニタケはひんぱんに出会う種にかぎっても20種近くある。それらの肉眼での同定では、まず全体の印象把握が大切で、あらかじめどのグループに属するかを第一印象で決めつける。ついで傘のへりに溝線があること。柄はどんな場合でも白色でベニをさすことがないこと。次に肉をかじってみて emetica=エメチカ=吐き気を催すような辛さ、とある通り強い辛味があること。さらに傘の表皮が中央に向かってはがしやすいことなどで同定します。 ヒピワレシロハツ Russula alboareolata 広葉林地上に発生。シロハツモドキほど大きくはならず小型から中型どまりである。傘の中央部がやや黄色みを帯びるほかつやもなく粉々した微粉状の白いきのこだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月22日 20時39分06秒
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