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カテゴリ:川西きのこクラブ
台風20号が過ぎた直後の日曜日、能勢電平野駅から舎羅林山を目指した。駅からすぐの急坂は誰がつけたか、スペイン坂と命名されていて、オシャレな建物群が出迎えてくれた。 クヌギの葉裏の虫こぶに喜ぶ画伯。 山道は台風の際には雨風の通路となり激湍となったようで、方々にデブリが残っていた。ふもとの台場クヌギを見て歩いたことはあったが、舎羅林山登頂ははじめて。全山岩山だったところに植生が広がったと見え、地表は花崗岩が露出しているように感じて、そのようにたずねると、やはりかってはマツタケ山だったらしい。したがってところどころこうした展望のひろけた磐座が点在する。 おそらくは修験行者たちが足しげく訪れた山であったのだろう。豪雨や台風の雨水は地表に沁みず、流れ去ってしまうので、当日は過乾燥の山容。 舎羅林山頂上の二等三角点。低山ながらなかなか趣きのある山塊で気に入りました。地味の薄い地表を覆う松混じりの雑木林ならではのきのこは、時節が合えばさぞ壮観であろうと拝察。 頂上付近の展望地からは北摂・三田の山々が一望でき、足下には貫通して間もない第二名神道路が走っている。 舎羅林山の東に広がるこの放置されたままの分譲地。この地こそが、実は川西自然教室の発祥の原因となった環境問題の係争地とのこと。所有者が点々と変わり、いまだに放置されたままという。 今日は半日歩いて硬質菌以外は皆無でハラタケのきのこに縁のない日となりましたが、下山の途中立ち寄った住職が会員の岡本寺(こうほんじ)で、25三昧会の催しがあると言うので総勢13名覗いてきました。 ひろい意味での菩薩行を実践してこられた平田ご住職の尽力のたまもので、酷暑の昼下がりでしたが、大変な盛況ぶり。 ここの平田住職は、東奔西走の日々であるにも関わらず毎朝、早朝より寺から舎羅林山までを往復し、生き物たちの見守りを続けてこられ、この地での広葉樹枯れのシンボルであるカエンタケを道中の山道で発見されたと聞いている。私は2年ぶりの久々の対面でしたが、意気盛んなオーラを放っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月29日 00時37分43秒
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