|
カテゴリ:ムックきのこクラブ
ムックきのこクラブ11月の旅は、東近江の能登川博物館のきのこ展と水郷集落・伊庭の旅。
近江の人たちの暮らしの文化を伝える珍しい博物館は、地元民たちと協力して猪子山のきのこ観察会も長い間続けてきており、その精華を企画展の形で今回開いたものだと受け止めた。 K君のフォトジェニックきのこの写真も、私が以前ギャラリーで見せてもらった写真の頃から随分とバラエティに富んだものとなっていたが、きのこに注がれる彼の眼差しには初心が貫かれており、とてもうれしく拝見した。『月のしずく』でもこれから折に触れ紹介したいと思っている。 このK君夫妻とは本当に不思議な縁を感じている。 というのは、かってK君は三重からはるばるギャラリーきのこを単身で訪ねてこられたことがあり、MOOK『きのこ』をプレゼントし、親しく面談した。やがてシイタケ栽培を手掛けている彼から見事なシイタケと素敵なきのこ写真の数々が贈られてきた。 それから1年ほど経って今度は山口県からこちらも単身でギャラリーきのこを訪ねてこられたAさんという可愛い女性がいて、せっかくだからと思い私は彼女とギャラリーに通いつめていたO君を伴いわがきのこのゲレンデにお連れして労をねぎらったものだ。 そんなご縁からハイランド・戸隠のきのこの旅もご一緒することになってAさんはきのこに本格的に取り組むようになり、単身八丈島の光るキノコたちを見に行かれたりしていた。なんともそのフットワークの軽さには他の追随をゆるさぬものがあり、それがどの分野でも頭角を現す秘訣だと私はひそかに評価してきた。 また、幼いころから俳句も手掛けておられると聞き、夜の顔不思議な俳句会にお誘いして、今では閨秀作家のトップの座を占められている。 それから数年が経って、今度はきのこ大好きの彼氏をゲットしたという。 一体全体どこのきのこの骨が彼女を奪ったのだとやきもきしていたが、大阪の福島でムックきのこの有志が顔合わせしたときに連れてきたのがまさかのK君だったのには真実驚いた。 全く別々の人生を歩んで来た2人。ギャラリーきのこをそれぞれが訪ねてきた時もまったく無縁であった彼らが、きのこが好きというだけのご縁で三重と山口のはるけき距離をじわじわと縮めて結婚に漕ぎ着け、可愛いお嬢さんまでもうけたのは不思議としか言いようがない。そんな彼らのきのこ展なのでムックきのこクラブの人たちを伴い何とか行きたいと思っていたが、きのこ展最終日にようやくたどり着くことができた。 今はK夫人となったAさん手作りのきのこキャップ。モデルは今売れっ子のきのこライターの堀博美さん。 博物館の常設展では、こんな近江の人の明治から昭和の時代の生活文化が体感できる。 常設展では、近年まで使われていたという桶風呂が大変興味深く、この前で入浴法についてしばし、ああでもないこうでもないと議論した。写真解説が脇にあることがわかり決着。 このあと奥村彪生ちゃんのお弁当を楽しみのわれら10名は、水郷集落の伊庭を訪ねた。それは次回のお楽しみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月13日 18時28分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[ムックきのこクラブ] カテゴリの最新記事
|