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2021年01月07日
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 近鉄榛原駅は奥三輪から東国へ抜ける街道沿いにあり、記紀には崇神天皇が大和大国魂神と取り決めをして初期王権の東の国境とした墨坂がある。ここはヤマトから東国への入口に当たる。名水で有名な現墨坂神社から鳥見山、貝ケ平山を遠望。

 現墨坂神社は近鉄榛原駅南出口から東へ10分の宇陀川の向うにある。

 元墨坂の地は、長谷寺からつづく伊勢街道の峠にあり、こちらは近鉄の山側の市街地のはずれにある。
 集合時間前に町中をちらほら歩いて下調べ。集合時間にちらほら集まったメンバーと
駅からバスでさきほど見た山の向う側へまわり下車。そこからホロホロと道草、気ままの旅が始まるのはいつもの通りだ。

 小一時間歩くと集落に入り山神龍王の小祠があったので、竜神さまは水の神様。そこで乾杯休憩。

 集落を抜ける手前で高龗(たかおかみ)神社に出たのでここでお昼を兼ねた第2回の乾杯休憩。それぞれめずらしい発酵食品や発酵ドリンクを持参してくれるので、おのずと発光しはじめている。

 道中に出会った見ごろのヒイロチャワンタケ。

 つる性多年生植物のノササゲ。野にある莢マメの意味だ。8~9月頃、黄色い筒状の花をつける。
 実もやがてムラサキになる。たしかそのはずだ。ちがったかな?。

 高龗神社からしばらく歩くと集落を抜けて一向に山へ向かわず、鳥見公園のほうへ下り始めた。そこでほろ酔い加減の皆様には申し訳なかったが、強引に藪漕ぎをして谷二つほど越えて貝ケ平山への山道の途中に出た。

 貝ケ平山はかって海の底にあった時代の化石採集のメッカだったこともあり、整備されていました。霊畤(れいじ=まつりのにわ)さながらの広場になっていたので思わず鳥見山と間違えたほどだ。忍阪で紹介した鳥見山の霊畤は桜井市外山(とび)にあり、神武即位の大嘗祭の始まりの地が宇陀の鳥見山と2ケ所あるのだ。区別するためか、こちらの鳥見山はとりみやまと呼ばせている。トビの地といわれるところはみんな鳥見山がある。冨美族を想定する識者もいるほどだから古代史は言いたい放題、書きたい放題で実は大変。
しかし、ここは手前の貝ケ平山。どうも酔っぱらっちゃったかな。

 そこから南へ30分ほど尾根筋を歩いたところでようやくやっと鳥見山山頂に着きました。ふもとに神社と公園を整備しているので、ただの山頂。しかし、大きな石づくりのテーブルががあったので3度目の乾杯休憩。
 この旅は、たったの7年ほど前の事でしたが、私たちの会は、魂が抜かれるので写真嫌いばかりですが、たまたまこの日は藪漕ぎもしてたどり着いた山頂だったので記念写真をパチリ。志半ばで故人となったもの。結婚してベイビーちゃんをもうけたもの。宇陀の地で今もうだうだしている残りの者と人生いろいろですが、一期一会の旅は今も続いています。

 鳥見山からの宇陀の地の眺望は抜群で、南真正面の山が先般ご紹介した八咫烏神社のある伊那佐山です。こころなしか低くみえますが、この鳥見山も低い事小山のごとき山です。

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 山を下り終えたらほれみんなこんな具合にヌスビトハギにまみれてしまいました。小山ながら久々に笑顔がこわばる楽しくスリリングな山旅でした。
 鳥見山公園はまたの機会に行きましょう。
 藪漕ぎで疲れちゃったのでこの日は欲張らずに榛原駅近くに早々ともどり乾杯して帰りました。ほんとうに発酵文化を全身で楽しむ会でやりがいがあるなとみんな口には出さねども心では思っていると信じましょう。





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最終更新日  2021年01月07日 12時51分59秒
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