夢みるきのこ

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　ムックきのこクラブは、河内から紀州方面へも足を伸ばしてきたとは言え、紀州は広い。まだまだ未知の土地柄のままである。今回の写真のように根来寺のある紀の川流域だけは数度訪ねてきたが、それは紀の川が吉野川とよばれているように吉野へと直結する河川であり、紀氏の支配地であった紀水門(きのみなと)から紀の川を遡り葛城氏の支配地を通り奈良盆地の朝倉宮へと達する古代の葛城斜向道路、あるいは巨勢道と呼ばれた古代の幹線道路に繋がる奈良盆地からのもうひとつの河内への突破口であるからなのだ。
しかし、和歌山はそれぞれの交通網がつながっておらず、日帰りのきのこツァーでは限度があるためなかなか訪ねることができなかった。
　今年の課題は、葛城氏を滅ぼした雄略朝の時代から推古朝の聖徳太子の上宮王家の墓のある河内から木の国・紀州を視野に入れた旅を企画したいと考えている。



写真はいずれも根来寺を訪ねた折りのものだ。​​