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カテゴリ:ムックきのこクラブ
2021年5月のムックきのこクラブの旅は宇治の黄檗本山の万福寺と三室戸寺だ。後者は、紫陽花で有名な観音霊場だと聞く。観音霊場と聞けば思い出すのが2015年にたずねた、同じく宇治の鷲峯山金胎寺の自然の造型の千手観音滝である。
今は随分大きくなって見上げるくらいになった木歩ちゃん、団くん、そしてすでに故人となった森崎くんが、この絶壁の下にある見えざる滝を前に気息を整えているスナップである。 子供たちにとって、岩壁にすがりつつ降ったおりの心の高ぶりはいまだに忘れがたい記憶となっていることだろう。 降り立ったところで出会った千手の滝は、一人たりとも余さず救い上げるという千手観音の自然の造型で、小ぶりながら見事なものだった。 こうして撮ると霊験あらたかな雰囲気だが、実際は以下のようなおとなしい小流れだ。 岩場にすがりながらみつけた極東固有の種小名をもつアカヤマドリ。 この日は道中もきのこだらけでわくわくどきどきの連続だった。 さすがに達成感のあるきのこ旅で、無事生還した時には、普段はわすれている記念写真を撮ったくらいだからもって知るべし。 擬人的な仏像からは決して得られないパワーは、こうした祈る者の捨て身の努力があってはじめて得られるものかもしれない。 さて、コロナ禍でふさぎ切った列島だが、明後日の聖地の黄檗寺、三室戸寺ではどんな出会いがあるか楽しみである。万全の心づもりをして出かけたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月07日 10時09分27秒
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