|
カテゴリ:ムックきのこクラブ
『月のしずく』34号編集作業に丸1週間釘付けだったが、一昨日ようやく解放されたので、昨日は7-8月予定のラボMでのイベントで用いるプロジェクターがブルーレイ仕様に対応しているかどうかを調べるのにすったもんだして過ごした。この道に詳しいU-BOATの寺岡くんを呼び出して、接続端子を購入したり、それを彼が持参したブルーレイ機器につなげたりしてみたが、音声対応にまた別のオプションが必要だとわかり、結局<帯に短し、すきに長し>でブルーレイはあきらめて別の方法でということに相成った。
できないことが判明しただけでもそれはそれで収穫があったとしておこう。ああ疲れた。年々歳々DVDからブルーレイ、さらに4Kや8kといったヴァージョンアップが施され、その都度古いシステムが骨董になっていくのは考え物だが致し方ない。 さて、そんなことで本日よりまたまた「夢みるきのこ」ブログ復帰。 良弁と宇佐八幡宮のゆかりの地としてようやく元宮八幡宮と宝積寺探訪が実現した大山崎はキヌガサタケと紫陽花の旅でもある。 山アジサイの一種のシチダンカは別名オタクサあるいはシーボルトアジサイの名がある。滞日したシーボルトが帰国後まとめて報告した『日本植物誌』にその名をとどめたオタクサは、シーボルトの現地妻の通称おたくさんと聞く。この花を、私はきのこと樹種の関係という基本中の基本を刻み込むため通い詰めた純林のある神戸森林植物園ではじめて見た。 園職員のF技官が、この植物園をアジサイ園にしようと奮起しはじめた当初の1980年末の頃のことだ。 いまでは方々でみかけるようになったが当時はきわめてまれなアジサイであった。ラテン名は Hydrangea serrata var.serrata f. prolifera ヤマアジサイの変種とさらに品種がついた種として登録されている。シチダンカは八重構造に近い七段の花(厳密にはこれは花ではないが)というくらいの意味だろう。 この日、額アジサイは、到るところで咲いていたが、大山崎の頂上手前の酒解神社付近では、とりわけ「ここをせんど」と、咲き誇っていた。 これも額アジサイだが、この紅が余りに美しかったので。 コジキイチゴのこじきはお乞食さんのこと。このかわいそうな名前をつけられたイチゴも今を盛りと実をつけていた。 シダの間から顔をのぞかせたイチゴのアップ。中が空洞になっており、カスカスした食感からその名がついたようだが、別名フクロイチゴで、こちらのほうがその特徴をよく言い表しているが正式和名がコジキイチゴのようだ。ラテン名は Rubus sumatranus Miq. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月24日 10時02分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[ムックきのこクラブ] カテゴリの最新記事
|