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カテゴリ:きのこの文化誌・博物誌
本日7/20(火)~8/1(日)9時~20時、中村哲パネル展が、ウッデータウン市民センター1階から2階とぶち抜きで開かれている。中村哲といってもピンとこない人が年々増える中で、この山奥の盆地・三田で、しかもコロナ禍で自粛・萎縮の日々に開かれることの意義は大きい。聞けば3年越しの企画だそうだ。 1Fではアフガ二スタンの位置にはじまり中村哲の30年に及ぶアフガンでの活動の一部始終を辿る年表。そして、不毛の砂漠で身を挺して働く本来医師であった中村哲と日本の私たちをつなぐ橋の役割を続けてきたペシャワール会の紹介、中村哲関連の出版物が展示されていた。 アフガンってどこ?。 中村哲の現地での足取り。 ぺシャワ―ル会って?。 中村哲関連図書とDVD。 2Fの本会場では、さらに胸を打つ展示が続く。 昔「木を植える人」というアニメがあったが、そんな気の遠くなるような仕事を本気でやった男が、しかも日本人の一医師にいたなんてことは驚きである。その着手から森になるまでの過程を克明に追ったパネル。 このほか遠い水源から水を引き河をつくる過程もすべて写真で展示されており、この会場に足を運ぶだけでテロの凶弾に倒れるまでの彼の30年に及ぶ事業の凄さが理解できる展示となっている。 非力きわまりない人間であってもその気になればここまで出来るんだということを具体的に示してくれる見事な展示となっていた。 この展示会は私たちより若い世代のひとりでも多くの人に是非みてもらいたいものだとしきりに思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月20日 12時21分05秒
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