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カテゴリ:きのこの文化誌・博物誌
表紙を飾るのはクヌギタケの仲間のコウバイタケ Mycena adonis 東アジア植物研究会の森和男さんから封書が届いたので急ぎ開いてみると、京都府立植物園が「北山エリア整備計画」の一貫として北山通りに面したウバメガシの垣根、絶滅危惧種保全温室、絶滅危惧種園、中国植物園、四季彩の丘(宿根草園)、つばき園、及び賀茂川に面したバックヤード(育成圃場)の一部を更地にして商業施設に作り替える計画を発表していることに触れ、その園地の縮小案撤回の嘆願書と六甲高山植物園で開催中(717~9/26)の夏休み特別イベント「しよくぶつとむし」で8/8の日曜日、森和生さんの園内ガイドの知らせが入っていました。 府立植物園は私がきのこ初学の頃、度々訪れた産土の地。なにか協力できないかと思案しています。 コケの間から顔をのぞかせたクヌギタケの仲間 Mycena sp. さらに同封されていたJR東日本の車内誌「トラン・ヴェール」(緑の列車という意味か)の2021年7月号では、32ページの冊子のなんと18ページも使って<ミクロの世界が支える東北の森>と題した特集記事を組んでくれています。 「奥入瀬を歩くと東北の森が見えてきた」 きのこカメラマンの新井文彦さんと奥入瀬自然観光資源研究会のネイチャーガイド・玉川えみ那さん三浦夕昇(ゆうひ)さんが樹齢数百年の樹木、コケ、キノコが共生する森を歩きその魅力を紹介。 「森の基礎をつくるミクロの住人たち」 ここでは新井さんがさらに微小な粘菌の映像を示しながら、いきものとしての森の新陳代謝にきのこは深くかかわっていると熱っぽく語ります。 「生物の結びさきが豊かな森を育む」 森林生態系の実態に触れ、新井さん直伝の撮影術を伝授しながら 「おいけん」のネイチャーツアー【FORESTON】の問い合わせ先 ☎0176-23-5866 📧tour@foreston.jp/ ウエブサイト http://foreston.jp/ 「キノコが満たした? 東北人の胃袋」 北海道・北東北の縄文遺跡群がこの7月、世界遺産登録認定予定を受けて、遺跡群の南西端に位置する「伊勢堂岱遺跡」の取材記事(撮影/小松ひとみ) 「現代につながる縄文食、きのこの魅力」 ここでは、秋田きのこの会会長の菅原冬樹さん/取材協力、小松ひとみ/撮影 山内貴範/取材・文 で、東北人の野生きのこ料理のいろいろ、採集旅行までを掲載。 以上見てきたように全編きのこ好き必見の内容でみたされています。 バーコード・リーダーのあるスマホなら閲覧可能ですのでぜひのぞいてくださいませ。 すてきな本誌を届けてくださった森和男さんありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月23日 10時06分02秒
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