夢みるきのこ

​​​​​​
　​猪名川町奥の木津バス停下車。光まみれになりながら峠路を目指す。​

　取っ付きの地蔵堂。「ここには面白いアート作品が」との井上さんの言葉で皆で周囲を探しますと、堂の梁の部分になるほどとおもわせるものが。

　なかなかユーモラスな女神というか裸婦像でした。

　その堂脇の石標の風化に耐えたほとけさま。板絵の女神像とは対照的ですが、このちぐはぐさがなんとも言えません。
「私たちミラクルなきのこの旅としては、幸先イイね」と一同、期待に胸膨らませています。

　いよいよ峠路へ。ここには左三田、右六の瀬の文字が刻まれたおしゃれな道標。往古の旅人はここで草鞋の紐を締め直したのかも。

　旅の安全を祈ってくれているのは大日如来さんかな？。

　この道しるべに思い思いに手を合わせてから猪名川の小流れに沿って子供たちが水浴びしているのを気持ち良さそうだねと声掛けして歩きはじめるとすぐに道は川から離れていき山中に入っていきました。
　かって保護調整区域を分譲地にしようとする動きがあったようで、草ぼうぼうの菜園があったり、Uターンの車返しの空地が所々設けられていたりして、趣きのある小道が続きます。アスファルトながら雨水に削られて元の地道に戻りつつあり、きのこきのこの小径が続きました。
日照りの峠路で出会ったきのこたち。

明日からおいおい、そのトピックスをお伝えします。