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カテゴリ:川西きのこクラブ
ボタンイボタケ Thelephora aurantiotincta この季節からぼちぼち顔をのぞかせるイボタケのオレンジ色のきのこ。 硬質菌の中でイボタケは比較的覚えやすい特徴を備えており、今年は記憶にとどめてほしい。 ウスキモリノカサ Agaricus abruptibulbus アガリクスとくればハラタケ(マッシュルーム)の仲間で草地のきのこだが、こちらはレモン色をしたれっきとした森のきのこだ。 ニガイグチモドキ Tylopilus neofelleus この仲間も盛りの夏がいのちっていわんばかりのきのこだ。これからしばらく楽しませてくれそうなのでよくお見知りおきを。 クリイロイグチ Gyroporus castaneus イグチは触れると青やクロに偏食するものが多いが、このきのこは変色しない。傘と柄が同色で栗色。傘の裏(管孔)は白くダンディーなきのこである。この日のクリイロちゃんはきのこ虫のアクセサリーをつけてました。 キッコウアワタケ Xerocomus chrysenteron この日の森は、アワタケで満ちていました。以下のアワタケと同じ仲間ですが、成長に伴い傘が亀の甲のようにひび割れますのでその名が。 アワタケ同様、青変性があります。 アワタケ Xerocomus subtomentosus 私の記憶では亀甲ちゃんはアワタケちゃんより傘の色が淡い。 クロハツモドキ Russula densiforia ヒダと変色性で見分けるクロハツのグループではもっともヒダが密。もちろん毒です。 ドクベニタケ Russula emetica ニオイコベニタケ Russula mariae ドクベニとニオイコベニの差異は、傘の縁の条線と大きさ。写真の大きさは逆になってますがニオイコベニの方が基本的には小さい。 コシロオニタケ(幼菌) Amanita castanopsidisカブラテングタケAmanita gymnopus 前回、タマシロオニタケとカブラテングタケの違いは傘の表面とイボイボの有無といいましたか、そのほか柄がシロオニくんの場合は綿くずがついていたりささくれていたりするのでそれとわかります。 この川西きのこクラブは、きのこの撮影会ではないため、擦れ違いざまにその特徴を一瞥で見極めなければなりません。それがきのこピッカーやウォッチャーにはとても大切なのです。環境調査に於いてもこの一目で判断する能力は群生態学ではきわめて大切です。じっくりつきあうためにはカメラやスマホ持参が好ましいのは言うまでもありません。 さてこの旅では近年ときたま出会うようになったきのこをご紹介しよう。 ホオベニシロアシイグチ Tylopilus valens 灰褐色の傘と白い管孔。そして白い網タイツをはいた長い脚。この管孔は時間が経てばピンク色に転じる。また脚の網タイツもこのきのこのような顕著でない場合もある。しかし、中型で全体に美しい大人のイメージがするきのこで私は大好きだ。管孔がほんのり紅を刷いた様子からの命名のようでなかなかおしゃれだ。 このほか アカカバイロタケ Russula compacta キクバナイグチ Boletellus emodensis ヒダサカヅキタケの仲間 Omphalina sp. コゲチャイロガワリ Boletus umbriniporus などが見られた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月29日 19時09分53秒
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