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夢みるきのこ

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2021年08月08日
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 午前10時始発とは知らずに1時間以上も待ってケーブルカーとロープウェイに乗り継いで、掬星台でコロナにもめげず摩耶再生のために没頭している吉田さんを激励し、産湯の井戸を出発点にいよいよ桜谷から二十渉へ。

 砂防ダムが随所に出来、随分様変わりはしていたが、記憶を辿りつつ、きのこと挨拶をかわしながらの沢下り。

 お昼は徳川道との合流地点のせせらぎでヤンマや川魚に見守られながらのんびりと過ごしました。

 河童橋とはこれ如何に?。
  橋を渡ってしばらく行くと合点しました。リトル上高地なのですね。大正池もどきの微笑ましい風景が目の前に広がりなかなか楽しませてくれます。


 焼岳こそありませんが、おそらく大正池もどきなのでしょう。

 布引堰堤まで降ればもう都市圏です。人工湖ですが、上水道となる透明度の高い水の嵩に慰められます。

 夢風船が木の間より遠望できます。ということはハーブ園と隣接しているようです。

 渇水と思いきや、2段仕掛けの滝は、水量も豊かにわれわれを涼気で包んでくれました。

 布引の雄滝前で今回 同行のしてくれたHさんとSさん。お二人ともとても健脚で、摩耶山を下るルートでは最も長丁場のこのルートをスタスタこなしケロっとしています。
 ここで意外な告白が。
 この雄滝の岩場に比米の御主人(残念ながらお会いしたことはありません)が、遊び心で不動明王の石仏を造ってそっと脇の岩場に安置したらしいのですが、それが今ではちゃんと祠に納められて滝に来る人達を見つめているというのです。


 なるほど。ありました。滝の展望台脇の岩場に。仏師?! 柴田俊 の手になる御不動様です。鉄製の剣は赤錆が噴き出し歳月を感じさせます。

 ​砂岩のためか、風化がやや進行して優しい顔つきになっていますが、この角度から見ると眼光は実に鋭い。​

 思いがけない親戚筋のお不動様が待っていた雄滝からやや下ると雌滝が。 
 滝見物も、いつものように人垣の合間から垣間見るのと違ってゆったり広々と眺めることが出来ます。
 この日のきのこは秘かに期待していたタマゴタケは見ることができませんでしたが、それでも暑気にもめげずきのこたちはちらほらとご挨拶。それは次回またお知らせします。
 のんびり歩いて4時間。私たち団塊の世代の神戸っ子の青春グラフィティーのシーンをしばしご堪能くださいませ。
 「神戸大好き」とは、結婚して千葉から神戸へ来てうん10年の仏師?! 柴田俊さんのつれあいのお言葉。​
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最終更新日  2021年08月08日 20時49分19秒
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