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カテゴリ:ムックきのこクラブ
ヌメリスギタケモドキ Pholiota aurivella やはり比叡山までくると京阪神地方では珍しい部類に入るきのこに出会える。信州ではごく普通のきのこなのだが。といっても真冬の芦屋市三条町の街中でもみかけたこともある。きのこはどうも一筋縄ではいかない。 登山者がみとめて傘をもいだらしいが、うれしい出会いであった。 ミイノモミウラモドキ Rhodophyllus staurosporus 比叡山は山門派(延暦寺)と寺門派(三井寺)と長い間争ってきたが、その象徴的なきのこがこれだ。恵心堂を過ぎて覚超の墓をたずねる道中で出会った。 三井寺ではじめて発見されたことからミイノと三井寺の名前を冠しているが、私の乏しい体験では山門派の比叡の山上で出会うことの方が圧倒的に多い。前回、夏にきたときは、延暦寺を直下に見下ろす高台に群生していた。山門派が寺域を寺門派に蚕食されているかのようで面白い。 モミウラとは紅絹(もみ)を衣服の裏地にもちいることで成熟するとヒダが紅色(写真下)を呈することに由来する。きのこの和名にはめずらしく艶な命名も、私は気に入っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月17日 11時52分54秒
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